『そとん壁』ってご存じですか? | 【大阪市 平野区】山岡建設社長の幸福共創物語~みずから明るい未来へ~

【大阪市 平野区】山岡建設社長の幸福共創物語~みずから明るい未来へ~

創業大正15年、会社設立昭和30年。大阪市平野区で水道工事業をメインに土木、リフォームと事業を広げています。代表の山岡建設社長が、ジャズやロックなどの音楽の話や下手なゴルフの話とほんのすこし仕事話を通じて日々歩み続ける物語です。

お元氣様です。

今日は外壁のことについて。

『そとん壁』ってご存じですか?

『そとん壁』とは、外壁の左官材料のことで、火山灰土から作られている自然素材です。

施工はモルタルと同じように左官屋さんが鏝(こて)で仕上げていきます。

外壁リフォームや新築をご検討中の方にもおススメなのが『そとん壁』

長所として

①壁としての機能性が高い
①モルタルにはない通気性があります。
②サイディングより優れた遮音性があります。
③断熱性に優れています。
④防水性に優れています。モルタルは施工した後の塗装が防水性を発揮します。
⑤他の外壁材に比べて退色性や劣化性に優れています。
⑥素材が無機質のため耐候性に優れています。

②見た目の風合いが良い
日本の住宅の外壁の主流であるサイディングは、パネル状になっており、継ぎ目をコーキングという形で継いでいきます。
そのため、住宅に継ぎ目が見えます。
そとん壁は、継ぎ目がなく、すっきりとした美しさをみせます。
また、質感がザックリとしており、他の左官系の壁材にはない特色があります。

ただし、
短所として
①コストの問題
初期投資としてはそとん壁は割高になります。
ただ、安価なサイディングを採用しても10数年で外壁の大規模なリフォームが必要になってきます。
長期的な観点から考慮しますと、それほど差がつくものではありません。

②ポロポロと粉が落ちます
そとん壁は塗り壁です。
仕上げは、「かき落とし」仕上げというものが標準となります。
シラスは無機質ですので、表面がポロポロと落ちるんですね。「かき落とし」して仕上げてますので、表面がざらざらしています。
その突起部分が落ちて、ポロポロと粉が落ちるわけです。
これは回避できません。

③ひび割れリスクがあります
そとん壁は塗り壁のカテゴリーになります。
そのため地震などによってひび割れするリスクがあります。
では、他の外壁材はひび割れしないのかというと決してそのようなことはありません。

④職人さんが慣れていない可能性があります
そとん壁は、国内に多く流通している外壁材ではありません。
そのため、左官屋さんが慣れていないと、施工後の品質に問題が出る可能性があります。

外壁の大規模なリフォームの時に一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。