先日次男の柔道の試合でした。
団体戦ではいい試合ができるようになり、きれいな一本も取れるようになってきました。
しかししかし、なんでかな、個人戦では毎度1回戦敗北。
そして、今回も同じく1回戦敗北の上に負傷。
相手は前回も負けた相手。
普段の練習や、団体戦での動きを出せたら勝てる相手なのに。
というより、本人のもっているポテンシャルは高いはずなのに。
あぁ~またもや嫌~な心の癖発動。
自分自身が競技をしていた時にはほぼ入賞が当たり前だったんです。
勝って当たり前みたいな。
自分は府大会レベルまでの話なので大したことないんですけどね(;^_^A
所属していた部が全国クラスでした。
陸上をしていたので相手との勝負というよりは、自分自身との勝負。
柔道と全く違う土俵なので比べてはいけないのも百も承知なのですが、
ついつい比べてしまうんです。
自分の同じ頃よりもはるかに運動能力が上なはずなのに、なんで勝てないんだ!!!
と、、、、、(反省)
同じ道場の同じ学年の一番仲のいい友達は優勝なのに、、、なんでなんだ!!!
どう見たって運動能力は上なのに!!!!!
みたいな嫌ぁな感情が沸々と湧いてくるんですよ、、、
あぁ嫌な自分、、、
柔道で芽が出ないんだったら、他の競技に転向しようかとまでその日は思い悩みました。
体が小さいから?心が弱いから??
そこでグーグル先生にお世話になりました。
検索ワードを忘れてしまったのですが、その時に出た検索結果に野村忠宏さんの著作「戦う理由」に行きつきました。
そして、著作のプレビューの中にご本人のおじい様について書かれた箇所がありました。
子供に試合で勝つことよりも、柔道の楽しさを教えていきたい。
あぁ。そうか。そうだよな。とストンと気持ちの落としどころに落ち着きました。
そうだった、次男が柔道を始めたのは強くなりたい。修行がしたい。だったなぁと思いだしたのです。
親の期待や目標を、ただただ押し付けていただけなんだと。
自分の競技生活は近畿大会での挫折ぐらいで、体が小さいにも関わらず、自分のポテンシャルを十分に発揮できていたため、ただただ傲慢でした。
選手に選ばれない人の気持ち、負ける気持ち、賞状をもらい表彰されない人の気持ち。
今まで全く知らなかったのです。
あぁ、ここでその気持ちを学ばせていただいているんだなぁと感謝です。
人はもっと謙虚でなければならないことを、次男を通して学ばせていただいている。
もっともっと知らなければならないことがたくさんあるなぁ。と痛感しました。
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