人生を楽にしていく人に、
共通していることがあります。
それは、
「自分の内側をきちんと外に出している」
ということです。
僕のカウンセリングに来てくれる人は、
とても頑張り屋さんで、気づかいができて、優しい人たちです。
でも同時に、
迷惑をかけてはいけない。
嫌われてはいけない。
ちゃんとしていなければ。
そんな思いを強く抱え、
自分の本音を奥にしまい込んできた人でもあります。
そうしているうちに、
自分は何が好きなのか
何が嫌なのか
何を望んでいるのか
何が苦手なのか
それが、だんだんわからなくなっていきます。
思い返すと、
僕もうつの真っ只中の時は、
何が正しいのかわからない。
という自分を失くした状態で
ひとうひとつの言動に対して
ビクビクして、自信を完全に喪失していました。
(毎日がハードモードの時期でした汗
これは性格の問題というより、
長い間「感じない」「出さない」
を続けてきた結果として起きるものです。
心理学では、
感情や欲求を言葉にしづらくなる状態を、
アレキシサイミア的傾向と呼ぶこともあります。
自分の「好き」を言葉にすることは、
自分を知ることでもあります。
これが好き
これをしていると落ち着く
こういう時間があると助かる
そうやって外に出していくと、
周りの人もあなたに関わりやすくなります。
ちなみに自己開示というと、
何でも話すことで
僕的には、
「自分がわかり、周りの人に信用され、
後押ししてもらえる人になって
楽に賢く生きてくための方法のひとつ」
だと思っています。
人は、
相手が何を大切にしているのかが見えると、
自然と応援しやすくなります。
そして同じくらい大切なのが、
嫌いなこと
苦手なこと
やりたくないこと
これを、無理のない形で伝えることです。
多くの人は、
「こんなことを言ったら、わがままだと思われるんじゃないか」
「嫌われるんじゃないか」
と感じています。
でも実際には、
できないこと
しんどいこと
苦手なこと
それを伝えてもらった方が、
周りの人は関わりやすい。
あなたが何も言われなければ、
周りは「大丈夫なんだ」と受け取ります。
その結果、
助けも応援も届かなくなる。
これは、
周りの人のあなたへの愛情を
あなたがうまく使えていない状態とも言えます。
応援されにくい人は、
魅力がないわけでも、
価値がないわけでもありません。
ただ、
あなたがどういう人なのか。
が外に見えていないだけ、
ということがとても多いのです。
応援されやすい人は、
特別な人ではなくて、
自分の状態や
自分の好き嫌い、
自分の感覚を
少しずつ言葉にしているだけ。
それは、
対人関係における境界線(バウンダリー)を、
穏やかに示している状態でもあります。
だから周りも、
ここを支えればよさそうだな
こう関わると喜んでもらえそうだな
と、自然にわかる。
とはいえ、
自分を晒け出すのが怖い
本音を言うのが不安
拒否されたらどうしよう
そう感じるのは、とても自然なことです。
特にこれまで、
人に合わせて生きてきた人ほど、
自己開示には強いブレーキがかかります。
だから、
いきなり大きく変わる必要はありません。
まずは、
小さな「好き」
小さな「苦手」
小さな「これは無理」
それを、自分が安心できる相手に、少しだけ伝えてみる。
それで十分です。
自分を守りながら、少しずつ外に出していく。
それが、心が回復していくときの、
とても大切なプロセスです。
もし、
自分の気持ちがよくわからない
何を伝えていいのかわからない
一人で整理するのがしんどい
そんな感覚があるなら、
カウンセリングという場を使ってみるのも
一つの方法です。
無理に話す必要はありません。
カウンセラーが、
あなたの言葉にならない感覚を、
ゆっくり整えて、
自分の気持ちを言えるところまで導いてくれます。
自分を晒け出すことは、
弱さではありません。
むしろ強い人しか、
本当の自分を晒け出すことはできません。
「自分の本音、本心を少しづつ言ってみる。」
それが
あなたがあなたに戻っていく
あなたが周りに応援されて楽に生きていく
そのための大切な一歩です。







