節分から運勢が「変わる」より、「変える」! | 今日は出掛けてます。

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しんまいぼうず ヒロツグ

先に結論ですが、

例えばおみくじや占いによって運勢が変わるのではなく、
運勢を変えるための行動するきっかけにするべきと思う。


お正月のおみくじや「今年は厄年」などと言い、

今年の運勢について話しますが、

その運勢が変わるのは節分の翌日の「立春」2月4日からとされています。

だから節分に厄除けなどに行く人がいます。

仏教では節分に星祭りというものをおこなうところがあります。

先に少し話がそれますが、

この星というのは、

古代インドの占星学における星のことで

これには九曜星という

日曜星、月曜星、火曜星、水曜星、木曜星、金曜星、土曜星、羅睺星、計都星

の9つの星のめぐりから暦と運勢をみるというもの。

古代インドの星によるインド神話にはヴィシュヌやチャクラムやアスラ、アムリタなど、

ゲームや漫画などどこかで聞いた言葉が登場したりします。

これは『宿曜経』という経典に翻訳され。宿曜経は平安時代に日本に伝わりました。

一説には日本で現在、

月曜日、火曜日などに使われている『曜』というのは

この経典によるものとされています。

お寺では檀家さんで希望する方々ひとりひとりに

その人の生年月日や性別で今年の運勢からおふだを作り、

年中安泰や厄除けの法要をおこないます。

お寺で有名人が豆まきをしているのをテレビで見ますが、

あれもこの法要の一環と考えて頂ければと思います。

そもそも2月4日から運勢が変わるというのは何なのか?

なんとなく科学的に解釈すると

立春という季節の変わり目であるからでしょう。

日照時間の変化などで植物が芽や花をつける準備をし、

動物・昆虫もそれぞれ示し合わせたように変化していきます。

人間も動物なので周りの環境の影響を受けるわけです。

つまり立春や立夏など「二十四節気」といいますが、季節によって運勢が変動するわけです。

そこに年齢や性別による東洋医学的な変化も含まれて、厄年などの話になります。

話を戻して、

正月から節分までのこの一か月は準備期間、

今年の目標や日々の日課などを試験運転して、2月4日からのために

目標などを調整する期間として考えて、

節分から改めて今年の目標を立て直してみるのも良いと思います。

お正月におみくじ引いた方、そこに書いてあることを覚えていますか?。

「良い運勢引いたからいもういいや」ではなく、おみくじはそれによって運勢が変わるのではなく、

そこに書かれたことをもとにどう運勢を変えるために行動できるかだと思いますので、

(仏教では正しい行動することで諸天善神は守護してくれると説くので)

ぜひ節分ではもう一度、今年の運勢や目標について考える時間を。