日曜日はシャンティイ競馬場。
フランス競馬の七不思議の1つとも言える、2週間後のG1仏オークスよりも盛り上がらないG1仏ダービーが開催されました。
勝ったのはご存知ディープインパクト産駒スタディーオブマン。
この勝利でパスカル・バリー調教師は仏ダービー6勝目。おめでとうございます。
ミスター仏ダービーともいえるこの方でも実は秋の凱旋門賞は未勝利。自分の記憶が確かならば同じくニアルコスファミリー所有のスラマニ(後にゴドルフィンへトレード)ともう1頭で2着が2回あったはず。
ですので、この馬が凱旋門賞へと向かうのは自然の流れとも言えると思います。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00230129-nksports-horse
このリンクは日刊スポーツ木南記者の記事でして、英仏ダービー取材しに来られていました。自分の事が書かれていますのでもし宜しければ拝見してください。
本当に素敵な記事、改めてありがとうございます。
前回のブログの通り、自厩舎からヴュームーランが仏ダービーの興奮冷まやらない直後のレースに出走。
日本の感覚で言いますと、1000万円条件馬が1600万円特別に出走する形でしたので、ハンデ戦とは言え最低人気。いろいろ策を練っていたので自信はあったのですがね。
結果から言いますと、直線ラスト300m辺りで一旦先頭に立った時は勝ったと思いましたが、その後この仔よりも決め手に優れる馬に差されての7着。
7着まで賞金が下りてくるレースでしたので本当に最低限の仕事は出来た感じではありますが、勝ち馬からの着差が2馬身ほどだけに悔しい気持ちの方が勝ってしまいます。
しかも勝った日本でも短期免許で行ったことのあるギュイヨン騎手の勝利談話が、勝ち馬はオープンでも十分足りるとのことでしたので、ある意味先が広がる7着ではありました。しかし悔しい。。
厩舎初勝利をあげてくれたシグロデオロ(前厩舎で戦力外になっており昨年12月に8400€(税込)で購入⇒今年の4月にて好時計で初勝利後16970€(税込)で売却)もそうですが、このヴュームーランも5月2日に地方交流条件戦レベルのレースで着外となったレースにて拾ってきた仔が、僅か1か月でオープンでも通用する馬と対等に戦えるようになりました。
厩舎としましては、所属馬の価値を上げることが出来、ひとまず任務完了。しかも、損失無しで足が出るほど。
この仔たちを購買して頂き、自厩舎に預けて下さった椎名オーナーには感謝の意しかありません。
シグロデオロはオーナーにとっても初勝利を運んできてくれたうえ、経常収支は余裕の黒字。
ヴュームーランも同じかそれ以上の活躍をしてくれるよう、そして何よりオーナーの恩に応えられるよう、日々頑張りたいと思います。