今日4月8日日曜日、日本では桜花賞。フランスではG1はありませんがロンシャン競馬場(名称をマイナーチェンジして以降パリロンシャン競馬場が正式名称となります。参考までに)にて、自分の記憶が定かならば、約2年半ぶりに競馬の開催が行われます。
この改修工事には賛否両論ありましたが、結果的に今競馬関係者が度々話題にするのがこのフランスで最も華やかと言われる競馬場の再オープンについて。良い悪いは別にして注目を集めるのは悪いことではありませんしね。
残念ながら馬場状態はあいにくの不良。
今日は天気も良いし最高気温も20℃超え予想。さすがに来場者が多すぎるかと思いますのでテレビの前での観戦に留めて、来週の日曜日の参戦を企画しています。
今日のちょっとした話題ではありますが、この今日のパリロンシャン競馬場のG3ラフォルス賞にディープインパクト産駒で母父ストームキャットの、一般的に黄金配合と言われている3歳牡馬が出走します。名前はスタディーオブマン。
道悪競馬となる今回ですが、やはりこういう血統の存在は日本人として気にならないと言えば嘘になります。
一方、古馬のG2ダルクール賞には日本で走ったサンデーサイレンス産駒のグレイトジャーニーの子供が1頭。馬名はソレイユオクトーブル。勝ち負けは微妙ですし、欧州競馬マニアの方しか興味無いでしょうが情報に偏りを無く。
他にもう1つG3があり、自分もこの競馬場の改修には賛成できる人間ではなかったのは事実ですが、午後の競馬がいつも以上に楽しみです。
前述グレイトジャーニーは約15年程前のシンザン記念の勝ち馬。今日の桜花賞では今年のシンザン記念の覇者がぶっつけで強い勝ち方をしました、アーモンドアイ。
シンザン記念連対の牝馬の桜花賞における強さが改めて証明された一方、この馬、個人的には凱旋門賞をも狙える逸材だと思います。
父がロードカナロアではありますが、個人的には距離不安は感じませんし、鞍上を始め関係者も同口調。
母系もヌレイエフが入るサンデーサイレンス系はダートも走れるパワー色がやや強く、実際この馬の母フサイチパンドラも一瞬の切れというよりかは長く良い脚が使えるタイプでもありました。
ただオークスなど、春の未完成の時点で2400mを走るのは以後の競走馬人生にダメージを残しかねないので自分はあまり良くは思わないのですが。昨年のソウルスターリングの例を挙げるまでもなく。
しかしクリストフはG1にて1番人気以外騎乗時でプレッシャーの少なくなる時にはのびのび乗れているように見えるのは自分だけでしょうか。
2着に敗れたラッキーライラックと石橋騎手。
完璧に乗ったとの声も多々聞こえてきますが、自分がこの馬の調教師なら次走は乗り替わりです。
贔屓目に見ても、単純に馬に乗る技術は、例に挙げれば、クリストフやミルコの方が優れているのは事実。石橋騎手は自身の力が足りなかっただけなのですからもし後々このようなチャンスが訪れた際に借りを返せるよう精進すればいいだけの話。
それに競馬はどのような形でも勝てば良いのです、それがキレイな形でなくとも。将来、種牡馬&繁殖牝馬になった時など該当馬の結果を見る際に人々が注目するのは主にレースの格とその着順。映像を見る人は限りなく少ないと思います。その中で1着と、2着や3着では大きすぎる違いがあることは百も承知でしょう。
厳しいようですが調教師も騎手もベストを求め、常に向上心がなければ何事も繁栄はあり得ないと思っています。