そこには愛と希望があると思うのです. | 山本新一

山本新一

山本新一のブログです。

サンクチュアリ出版より「働くきみをアゲる18の冒険」を出版しています。
JR千葉駅にて、Beach Cafeを営んでいます。

コンビニが節電のために看板の明かりを消しています。
なのにクリスマスのイルミネーションを外に飾ってあります。
そこには愛と希望があると思うのです。

夏、花火大会に行きました。
多くの花火大会が中止になった中、地元の小さな花火大会は開催していました。
そこには愛と希望があると思うのです。

節電をせざるを得ない。資金が無い。
けれど多くの人がその時期に求めているものを提供する義務が私たちにはある。

無いなら無いなりに、工夫を凝らして日常を演出する。
そこには愛と希望があると思うのです。

夏休みを利用して石巻にボランティアに行きました。
もっともっと早く行きたかったのですが、震災から5ヶ月も経った被災地へ赴きました。震災から5ヶ月も経った被災地は、教科書で見た事のある原爆が落ちた後のあの写真の様な絵でした。それでも少し内陸の地では日常を保つために人々が行き交い、商店はギリギリ営業していて、ぼこぼこになったバーも『OPEN』の看板が置いてありました。
そこには愛と希望があると思うのです。

生徒の8割が無くなったという大川小学校へ行きました。
柱はへし折れ、建物は崩壊し、グランドもくそも無かったです。

「ガレキ処理か、思い出洗い隊か、どちらがご希望ですか?」
「思い出洗い隊でお願いします。」

個人の心へ入れる様にと思い、思い出洗い隊へ入団しました。

そこには泥まみれの写真やらランドセルやら筆箱やらアルバムやらとにかくありとあらゆる物がありました。

きっと主人はもういないであろう物達を綺麗に綺麗に歯ブラシで泥をとり、返せる状態にしていきました。

そこには夢も希望もありませんでしたが、彼らに対してリスペクトと情けがありました。

当時、世界で一番の地獄絵図であった、被災地。

「修学旅行でもいいから、この現状を見て欲しいですよ。」

震災を乗り越えようとしていたおじいちゃんは、そう言ってましたよ。


コンビニのイルミネーションを見て、思い出しました。




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