京都市、東山エリアにあります。臨済宗建仁寺派大本山で、京都五山の第3位に列せられる大寺院です。
俵屋宗達の"風神雷神図"、海北友松の襖絵などの文化財も多く遺しています。
"風神雷神図"の原本は京都国立博物館に寄託され、常時の公開はされていませんが、複製の屏風と陶板が常時展示されていて、写真撮影も自由にできます。元々は京都の豪商、打它公軌(うだきんのり/糸屋十右衛門)が建仁寺派である妙光寺再興の記念に俵屋宗達に製作を依頼したもので、その後、妙光寺から建仁寺に寄贈されたそうです。
方丈の襖に描かれた海北友松の雲龍図も、やはり原本は京都国立博物館に寄贈されていて、実際に見られるのは複製ですが、こちらも自由に写真撮影をすることができます。この雲龍図をデザインしたオリジナルの御朱印帳も用意されています。
明治時代の廃仏毀釈により多くの塔頭が失われ、現在は14院となっています。山内塔頭としては、桃山時代の池泉回遊式庭園で有名であり、貴重な古籍や、漢籍・朝鮮本などの文化財も多数所蔵している両足院などがよく知られています。六道珍皇寺も建仁寺の塔頭。豊臣秀吉とねねを祀る高台寺や、八坂の塔のある法観寺は建仁寺の末寺です。
建仁寺創建800年を記念して描かれた双龍図。
拈華堂の御朱印
2016年(平成28年)2月11日拝受
2017年(平成29年)3月10日拝受
東山(とうざん) 建仁寺(けんにんじ)
宗旨:臨済宗建仁寺派(大本山)
本尊:釈迦如来
所在地:京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町584
アクセス:祇園四条駅(京阪)徒歩7分
河原町駅(阪急)徒歩10分
東山安井バス停(京都市バス)徒歩5分
南座前バス停(京都市バス)徒歩7分
祇園バス停、清水道バス停(京都市バス)徒歩10分
拝観時間:10:00~16:30(3月1日~10月31日)
10:00~16:00(11月1日~2月28日)
公式サイト