今年は、バッハがコラールカンタータを作曲してから300年ということで、今年と来年の2年間にかけて新しプロジェクト「コラールカンタータ300年」が行われます。5月に行われたこのプロジェクトの1回目、6月の第2回にも行きましたが、今回はその第3階です。会場は第2回と同じ調布市文化会館たづくりのくすのきホールでした。
もう恒例となっていますが、開演前と休憩後にマエストロ、鈴木雅明さんのとてもアツい解説がありました。
曲目はコラールカンタータ4曲です。
カンタータ第78番《イエスよ、あなたはわが魂を》BWV 78
カンタータ第99番《神の業こそ、麗しい》BWV 99
休憩
カンタータ第114番《ああ、愛するキリスト者、慰めを受けよ》BWV 114
カンタータ第96番《主キリスト、神のひとり子》BWV 96
このシリーズの2回目と同様、小編成でした。合唱はソリストを含め各パート2名。第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが各2名、オーボエ関係が2名、それ以外の楽器は各1名。曲により編成と人数に違いがありましたが、オケは最大でも14名。
カンタータのシリーズの演奏会は、基本的に耳に馴染んだ曲が登場することはなく、不勉強な私にとっては、知らない曲ばかりなのですが、マエストロの情熱的な解説で聴きどころを押さえられることもあり、また素晴らしい演奏の力があり、曲を楽しむことができました。
バッハ・コレギウム・ジャパンのほとんどすべてのプログラムを聴きに行っていますが、外れなく素晴らしい演奏を聴けて、素敵な曲に全身を包まれて、とても幸せな時間を過ごすことができています。こうした機会を得られることの幸せも噛み締めながら、これからの演奏会も楽しんでいきたいです。
ソプラノ:松井亜紀
アルト:久保法之
テノール:谷口洋介
バス:加耒徹
合唱&管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
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