『 東京バンドワゴン 』 ( 森之助 278 ) | hippocket33のブログ

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森之助がいく  vol.278

『 東京バンドワゴン 』

東京の下町にある古本屋、その名も
「東京バンドワゴン」(小路 幸也
(しょうじ ゆきや))。

老舗のこの店を営む堀田家の人々。

おじいちゃんの勘一(79歳)、息子
で60歳の我南人(がなと)、我南人の
長女、藍子(35歳)、長男の紺(34歳)
、次男の青(26歳)、紺の嫁の亜美(34歳)、

藍子のひとり娘、花陽(かよ:小6)、
紺と亜美の一人息子、研人(10歳)。

この8人と、堀田家をとりまく人々が、
繰り広げるドタバタ模様。泣いて笑っ
て、朝から晩までの大騒ぎだ。

物語は、おばあちゃん(勘一の2年前、
亡くなった妻)のナレーションで
進行する。

つまり、堀田家を見守る幽霊の視点
から、登場人物の行動を語り、物語が
進行していくのだ。

話は春・夏・秋・冬の4篇から成り、
どれをとっても、悪人が出てこない、
日常ミステリーの醍醐味が味わえる。

家族が集まり、あーだこーだと意見
を交わし、行動し、なんだかんだで、
一件落着する。まさにホームドラマの
決定版だ。

(ネットで調べたところ、2013年に
TVドラマ化もされている。ドラマの
ほうは見たことないけど)

どのストーリーにも、我南人が言う
ところのLOVEがあふれている。

夢中になって一気に読んでしまう。

家族のメンバーたち、それぞれの
生活、それぞれの日常、それぞれ
の歴史... 

彼ら、彼女らが、ひとつ屋根の下に
集まり織り成す、人間味あふれる、
健やかな生活模様もいい感じ。

読後に、なんとも言えない清涼感が
あります。^_-☆