『 神様のカルテ2 』 ( 森之助 276 ) | hippocket33のブログ

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森之助がいく  vol.276

『 神様のカルテ2 』

映画化もされたこの本は、夏目漱石
をこよなく愛する、夏川草介の名著
三部作の、シリーズ第2弾である。

信州松本の病院を舞台に、地域医療
の悲喜こもごもが描かれている。

主人公の内科医、栗原 一止(いっと)
の奮闘ぶりや、患者さん達との心の
通い合い、素敵な仲間たちと素敵な
細君のハル。

(映画でハルを演じたのは、宮崎あおい 
ちゃんだが、雰囲気とか人柄とか、
まさにピッタリのキャスティングだ。)

一止の仲間たちによる、小洒落た会話
も物語を彩る大きな要素だ。

一止の住むアパート(?)、御嶽荘の
住人である男爵(あだ名)が大学生の
屋久杉(あだ名)くんに言う言葉。

「貴君の年齢で夢なんぞ見つから
なくて当たり前だ。... 世の中そんなに
都合よくできてはいない。

... 目の前にあることを続けていれば、
いずれはそれが夢へと転じる。まあ、
人生というのはそういうものだ。」

う~ん、奥が深い言葉だ~。

僕は1~3の三部作の中でも、神様の
カルテ2が特に好きである。

医師は医師である前に、人間であり、
人間としてどうあるべきか、という
ことが、患者との関係や、家族との
関係や、夢をもつことに対して、
描かれているからだ。

人として真っ直ぐ生きようとする
ことの素晴らしさ、困難や大変さ、
やりがい、といったことを、随所に
考えさせられる話になっている。

映画のキャスティングも見事だった。
主人公の一止を、嵐の櫻井 翔、
その妻ハルを宮崎 あおいが演じる。

僕は本よりも先に映画を見ていた
ので(ケーブルTVで)、本を読んで
いると、2人の顔がどうしても浮かん
できてしまうほど、ハマリ役だった。

本にせよ映画にせよ、医学部志望
の若者たちに、是非勧めたい名作
である。