『 青空のルーレット 』 ( 森之助 270 ) | hippocket33のブログ

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森之助がいく   vol. 270

『 青空のルーレット 』

辻内智貴の小説のタイトルだ。アル
バイトで高層ビルの窓拭きをしている
若者たちの話である。

夢・友情・熱いハート・ハードボイルド... 
おっさんになった僕の好きな世界(若い
頃も好きだったけど^^;)だ。

物語の内容は、最初のほうに出てくる
次の文に集約される。

「俺達が窓を拭いていたのは、メシを
食うためだ。
俺達が窓を拭いていたのは、家賃を
払うためだ。

しかし俺達が窓を拭いていたのは
(誓ってもいい)、
夢を見続けるためだ...」

窓を拭いている連中は、それぞれに
やりたいことを持っている。音楽、
芝居、写真、マンガ... 

でもこの物語は、その夢が実現した
という話ではない。

夢が叶うまでの長い時をどのように
生きるのかということが、ビルの
窓拭きという仕事場面を軸に、雄弁に
物語られている。

生きるということは、夢に直結する
行為だけで成り立つわけではない。
生きるとはそういうことだ。

ひょっとすると、夢のための時間
よりも長い時間を、日々過ごさざるを
えない人もいるだろう。

それでも、やはり夢のある人生の
ほうがいいと思う。そして僕も夢を
もっていたい。

「人間はな... 夢を見るから人間なんだ!」

小説の登場人物、萩原さんが言う
言葉である。

いや~、いい言葉だ。

ちなみにこの本は、何度読んでも、
最後の10ページぐらい、涙が
とめどなくあふれて止まらない。

主人公のバンドマンたちが好きな歌、CCR(Creedence Clearwater Revival)
の「雨をみたかい」。

テラスで、本を読み終えたあと、
空の青さを探しながら、
そのメロディを、僕も口ずさむ。

すると、

「洗濯物干してくれた~!?」と、

カミさんの声が ...


すいませ~ん、今やりまーす。^^;