『 サラの柔らかな香車 』
週に3~4冊、ブックオフで本(108円
のペーパーバックが多い)を購入して
次々と読む僕だが、たまに読み直したく
なる小説がある。
そこで、『 サラの柔らかな香車 』
そこで、『 サラの柔らかな香車 』
(橋本 長道〈はしもと ちょうどう〉著)
だ。
将棋の世界に魅せられた人たちの
将棋の世界に魅せられた人たちの
物語。棋士を目指す者、夢破れ新たな志
をもって将棋の世界に関わっていこうと
する者...
主人公のサラは13歳の女流棋士で
主人公のサラは13歳の女流棋士で
ある。盤上の駒に景色が映るという、
彼女のもつ共感覚(感覚が重複する
こと)が、将棋界に新風を吹き込む
のか?
才能とは何か?努力は才能を凌げる
才能とは何か?努力は才能を凌げる
のか?天才とは存在するのか?
ドラマチックな対局勝負を通じて、
ドラマチックな対局勝負を通じて、
将棋の世界に生きる人たちの輝きと
葛藤が交差する。
最初、スポーツ根性物の将棋版だろう
最初、スポーツ根性物の将棋版だろう
と思いながら読み始め、気がつくと
将棋盤に広がる広大な世界を体感し、
ドキドキしながら読んでいた。
ここでは、その感動はさておき、
ここでは、その感動はさておき、
初めて知った、将棋の世界で
プロになるプロセスを述べよう
(これも感動ものだ^_^)。
プロ棋士を目指す道は、まず原則、
プロ棋士を目指す道は、まず原則、
奨励会に入ることから始まる。
(ちなみにアマチュアの5段が
奨励会に入会すると、6級からの
スタートとなります)
奨励会の入会試験は、3日間に渡って
奨励会の入会試験は、3日間に渡って
行われ、最初2日間は受験者同士の
対局勝負6試合。年によって、
通過ラインが、3勝であったり、
4勝であったりする。
それをクリアした受験者は、
3日目、奨励会員と3戦して1勝を
それをクリアした受験者は、
3日目、奨励会員と3戦して1勝を
あげれば、合格だ。(ここで大半の
受験者が一掃される)
奨励会に入ったからといって、
奨励会に入ったからといって、
プロ棋士への道が約束される
わけではない。
奨励会員同士の対局で、規定以上
奨励会員同士の対局で、規定以上
の成績を上げると、一つ上の段級位
に昇進できるのだが、
成績不振だと降段、降級もあり、
成績不振だと降段、降級もあり、
場合によっては退会もありうる。
さらに厳しい年齢制限があり、
満23歳の誕生日までに初段、満26歳
さらに厳しい年齢制限があり、
満23歳の誕生日までに初段、満26歳
の誕生日までに4段に昇格できなければ、
退会処分となり、プロ棋士を目指す道は
終わってしまう。
なんと、場合によっては、退会時点
なんと、場合によっては、退会時点
で、将棋しか特技のない26歳の無職
の若者ということもありえるのだ ...
てなわけで、基本、年齢制限内に4段
てなわけで、基本、年齢制限内に4段
に昇格した者だけが、プロ棋士となる
のだが、
その後も、プロの棋士たちは、
その後も、プロの棋士たちは、
C級2組→同1組→B級2組→同1組→A級
を目指して対局を重ねる。
ここでも、年間のリーグ戦の上位者
(やタイトル戦の優勝者)が上位の
クラスに進級できるしくみで、常に
切磋琢磨というか...競争だ。
プロになってからも、これまた大変。
ネットで調べたところ、現在プロの
プロになってからも、これまた大変。
ネットで調べたところ、現在プロの
棋士は約160人いて、主な収入源は
対局料と賞金だそうだが、
弱い棋士は賞金を稼ぐことは
弱い棋士は賞金を稼ぐことは
もちろんできないし、負けると
対局料ももらえない。
高給取りと言われる人はほんの
高給取りと言われる人はほんの
ひと握りということになる。
てなわけで、どんな道もプロとして
てなわけで、どんな道もプロとして
活躍している人ってやっぱりスゴいっ
てことだ。
...と、プロ棋士への道のりと大変さ
...と、プロ棋士への道のりと大変さ
ばかりの説明となり、物語の感動が
二の次となったが、是非この本を
読んでみて下さい。
ここでは触れていない、熱き女流棋士
ここでは触れていない、熱き女流棋士
たちの闘いに胸うたれること
間違いなしです。^_-☆
あ~、感動した~ ^ ^。
あ~、感動した~ ^ ^。