岩谷薫氏の困ってしまう記事 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
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  岩谷薫氏の困ってしまう記事

 

 このたび、天才写真家で思想家である岩谷薫氏が、ブログを更新して、どうも困ってしまうような記事をお書きになりました。それをリブログさせていただきます。

 

 岩谷氏の記事の何が困るのかというと、パラマハンサ・ヨガナンダ『人間の永遠の探究』をご紹介されていることです。

 以前、岩谷氏に「書籍『人間の永遠の探究』はスゴイですよ!」と教えていただいたので、もちろん私はすぐに入手して少しずつ読んでいるのです。

 しかしこの本は、大部である上に、一行一行があまりにも知恵に満ちていて、その知恵の光で私の内面が日焼けしてしまうというのか、もっといえば魂が燃えつきてしまうので、恐ろしくて、無理に読み進むことができないのです。

 それで、細々と読み進んでいるのです。まだこの本をまったく自分のものにできていないのに、今回、岩谷氏が『人間の永遠の探究』はスゴイという記事をお書きになってしまいましたので、それで私は困ってしまうというわけです。試験を受けていて、まだ答案を書き終わっていないのに、突然、試験終了のベルが鳴ったような気分です。

 もう少しの間、できれば秘密にしておいてほしいと思われる本です。とても大切な本です。

 本当にこれは恐ろしい本で、部屋の中に置いておくとずっと発光しています。霊気を立ち昇らせています。私のもっている本の写真を掲載します。何かの光が写りこんでしまっているようですが、ヨガナンダのオーラは写真でもわかる人にはお分かりになるのではないかと思います。しばらく眺めてみてください。

 岩谷氏は装丁がダサいとおっしゃっていますが、センスのある写真家の眼から見るとそうなのでしょう。しかし、とにかく表紙のヨガナンダの写真だけでもすごい霊気に満ちていて、圧倒されます。本の中にある写真にも驚きます。いくつか下に掲載しておきます。

 昔、私は最初に聖テレーズの写真を見た時に圧倒されて、何十年も写真を部屋に飾っていますが、このヨガナンダはさらに大きな力を秘めているように感じます。その思想的な千里眼的深みは、宇宙空間全体を見据えており、おそらく聖テレーズよりはるかに異次元の存在であるように思われます。付け加えて言えば、ヨガナンダの顔つきはテレーズに似ていますね。

 私には、ヨガナンダの巨大な光と対峙するために、もう少し時間が必要です。その哲学的な知恵の深さはいったいどこからきているのか、本当に目がくらむ思いです。彼は、霊的無知はあらゆる病気の根源であると述べています。目に見えるあなたの内側にある、見えないあなたこそが本当のあなたであると述べています。死は楽しみであるとも述べています。量子論を知っているとしか思えない発言も至る所にあり、唖然とするばかりです。私の魂がヨガナンダに酔ってしまうので危険だとすら思えることがあります。

 ヨガナンダの思想は、ヒンズー教、キリスト教、ヨガなどが土台になっているわけで、これは一応、宗教の部類に分類しておいていいのでしょうか。まず大部の本であり、そんなにたやすく理解できる本ではないと思います。多分、難解だといわれるでしょう。それで私はひとにおすすめはできないのです。安易に手を出すべき本ではありません。岩谷氏には、この本をあまり宣伝なさらないようにお願いしたいと思っていましたが、もちろんご縁のある方々がこれで開眼されるのであれば、それもまた誠に慶賀すべきことであるのは言うまでもありません。また、岩谷氏の『亡くなる心得』は、このヨガナンダのわかりやすい解説書のような側面を持ちますので、一般の方には、まずそちらをおすすめしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

天天快樂、萬事如意

みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

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