パリ五輪 セーヌ川汚染の問題 本当は遊泳禁止です | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
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  パリ五輪 セーヌ川汚染の問題 本当は遊泳禁止です

 

 パリ五輪の問題点です。セーヌ川の汚染が、問題の一つとして挙がっていました。

 セーヌ川でトライアスロンをするといいますが、生活排水でとても汚染されていて、浄化に努力したといっても濁りが取れたわけではありません。そして大雨が降るとさらに汚染がひどくなるといわれています。

 雨が降って、実際にそういう状況にありましたが、オリンピック本部は開催を決定し、強引に行ってしまいました。また雨が降る可能性が高いから強行したのです。

 雨が降って増水すると、セーヌの流れも急になりますね。

 練習もなしで選手たちが泳いでいたのでみんな驚いたようです。フランスの選手はそこで練習をしたでしょうから、有利になりましたね。

 また雨による石畳のスリップも、道の舗装に独特のものがありますので、慣れていないものには大変だったと思います。自動車でも、昔は、日本の車はすぐにスプリングがやられてダメになっていました。今は輸出用に対策されています。

 報道から引用します。

 

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【トライアスロン】生活排水が流れ込むセーヌ川で“強行”も「私たち感覚がちょっと違う」高橋侑子 7/31(水) 15:04配信 日刊スポーツ

 

<パリオリンピック(五輪):トライアスロン>◇31日◇女子◇アレクサンドル3世橋

 

 【パリ=木下淳】スイム会場セーヌ川の水質問題が取り沙汰されていた、トライアスロンの女子が予定通り当地の午前8時(日本時間午後3時)から行われ、日本から2大会連続出場の高橋侑子(32=相互物産)は2時間2分42秒の40位だった。地元フランスのカサンドル・ボーグランが1時間54分55秒で金メダルを獲得した。

 

【写真】トライアスロンでセーヌ川を泳ぐ選手たち

 

 注目された1・5キロのスイムで35位。40キロのバイクでは、前夜からの雨上がりでぬれていた路面の影響で転倒が相次ぎ、高橋も巻き込まれそうになった。石畳の水たまりも目立った。

 

 10キロのランを終えると「悔しかったっていう言葉では簡単なんですけど、やり切ったって言えるかな」と第一声。懸案の水質については「そんなに気にならなかった、っていうのが正直なところ。私たち、いろんな環境で泳いできていて、感覚がちょっと違うかなと思いますが」と笑いつつ「自分たちは、もうゴーサインが出たところで大丈夫だって思って、みんな平等にやるだけでした。自然を相手にするのが、トライアスロンの醍醐味(だいごみ)」と晴れやかな表情で語った。沿道には、何重にもなった観客から大きな声援が送られた。

 

 パリでは前夜から再び雨が降り、悪天候時は生活排水がセーヌ川に流れ込む状況の中、強行された。水質基準検査は、前夜までに川から水をくんで実施。午前4時に開催を判断する。その後の降雨で、実際は水質が悪化していたとみられるが、パリ五輪・パラリンピック組織委員会は早朝に「水質基準をクリアした」と発表した。

 

 前日は男子が延期になっていた。この日、女子後の午前10時45分(同午後5時45分)にスライド。日本勢はニナー賢治(31=NTT東日本・NTT西日本)と小田倉真(31=三井住友海上)が出場。無事にスタートを迎えたが、開会式が行われた26日の強雨、翌27日も続いた降雨の影響を受けていた。

 

 このため28、29日の公式練習が中止になった。高橋は「流れがあるのは川の特徴ですけど、こんなに流れが強いところで泳いだことがなくて。難しいポイントは頭には入れていましたけど、公式練習がなかったので実際に体感するのは今日が初めて。ビックリするぐらい(流れが)強かったです。何なら、流水プールじゃないかなっていうぐらい」と驚いたが「条件はみんな同じなので。難しいところを避けるのが、うまい人はうまい。私には足りなかった」と潔かった。

 

 男子の延期についても言及し「男子選手はちょっと大変だったんじゃないかなっていう思いはありますけど、自分はしっかり朝4時に起きて、開催で、しっかり準備できました」と話した。

 

 大会前から物議を醸していた。組織委は前日の声明で「私たちのコントロールが及ばない気象現象は、水質を変化させる可能性がある。いくつかの地点ではまだ許容限度を超えていた」と説明。水質悪化で101年前の1923年に遊泳禁止となったセーヌ川では、巨大な貯水池を設けるなど約2300億円をかけて大規模な水質改善策を講じてきたが、男子は延期に追い込まれた。

 

 開幕前の17日に、パリ市のイダルゴ市長が自ら川を泳いで安全性をアピールしたが、首から下は濁って見えない状態だった。この日も、かなり濁って見えた。異臭などは、発着地アレクサンドル3世橋では特段、感じられなかった。

 

 

 

天天快樂、萬事如意

みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

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