ルメの見るもの それは異世界かもしれない | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  ルメの見るもの それは異世界かもしれない

 

 2年前の記事の再掲です。

 ルメは何を見ているのか、いつも気になるところです。

 私には見えないものを見ていることが多いからです。

 ルメと歩くと、異世界と一緒に歩いているような気になることがあります。

 今、ルメは初盆を迎えています。

 合掌。

 

 愛犬のルメは、散歩中にいろいろなものを見て、いろいろなことを感じ取っていると思います。

 ルメは人間なら百歳。

 耳があまり聞こえません。

 いろいろな判断を目に頼ってしていますが、犬ですので、目もあまりよくありません。

 鼻も働きますが、最近はかなり鈍くなっています。

 ルメが見ている世界は、私が見ている世界とは違うでしょう。

 それは私にとっては、異世界だと思います。異世界は、この世と重なり合い、混ざり合って存在しています。

 それでもルメと同じ風を感じ、同じ光を感じながら、私はいつも一緒に歩いています。

 ルメは話しかけると、しばしば大きなあくびをします。

 目が合うと、お芋をおねだりします。

 「ポケットに入っているの、知ってるんだから!」

 こう言うのです。

 ルメよ、いつも私と話をしてくれてありがとう。

 散歩をしてくれてありがとう。

 感謝しかありません。

 

  

 

 

  

 

 

  

天天快樂、萬事如意

  みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

   いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。