長い目で見たほうがいい都知事選の結果 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  長い目で見たほうがいい都知事選の結果

 

 東京都知事選は予想通りの結果になりました。私は、嘘つきの都知事はとても嫌いなのですが、対立候補とされる蓮舫さんや、その盟友の辻本清美さんを支持するわけでもありません。

 まず現都知事が大嫌いだというだけの話です。

 なぜ嫌いなのかはこのブログで何度も述べてきています。いつも嘘をついて、一片の羞恥心もないからです。いままで公約は一つも実行されていません。

 勝負というものは運も左右するので、なかなか難しいものです。

 ただ、蓮舫さんが3位になったということは、実に完全な敗北という結果だったと思います。本人はショックを受けたことでしょう。

 辻本さんは、以前に議員辞職してから、ものすごく成長しましたし、冷静に正論を話すことができるようになりました。

 蓮舫さんも、似たところがあるので、今後、冷静に正論を話すことができるようになるかもしれません。

 東京都民というものはレベルが低いのですから、小池百合子都知事はその都民のレベルの低さをせせら笑いながら、嘘で固めて、またまた、だますことに成功したというのが、今回の選挙の分析です。なんてちょろいのだろうと、今頃、笑っているはずです。「馬鹿」のレベルに合わせないと、選挙は勝てません。まず都民の大部分は馬鹿であるという割り切りが必要です。

 少しでも良心がある候補者は、「都民はレベルが低い」と考えることにブレーキをかけてしまうので、そういうところに隙ができるのではないでしょうか。都民を完全にバカにして、だまし切って、罠にかけるという作戦の方が、まんまと功を奏するということがあるわけです。

 これは自民党の人が良く知っているやり方です。すべて自分ファースト、自分の都合で押し切るし、問題があれば秘書のせいにして、都合の悪いことにはシラを切るという鉄面皮であることなど、人はなんでも利用してあとは切り捨てるなど、なかなか常人には難しい伝統を自民党は持っておられるので、小池知事はそこに学んでいるのかもしれません。

 もちろんもともと嘘つきで、嘘で固めながら、ふらふらと風見鶏で調子のいいほうについて利益だけを吸い上げるという発想は、すでに持っておられたわけで、そういう形で今回は自民党と組んだのも自然であったわけです。

 長い目で見るということも大切ですから、蓮舫さんが落選したということは将来に生きてくるという目で見守っていきたいと思います。

 今後は、選挙運動ではもっと受け入れられやすいイメージを作り上げること、ある意味では国民をだますことも必要であり、どのような立ち位置を定めるのか、自分の良心とどうバランスをとるか、そういう問題を考えていかなければならないでしょう。

 戦(いくさ)というものは、優れた参謀の力でほとんど決定してしまうということも、重要なポイントですね。都民がアホであるという認識が足りず、参謀の選択が誤っていたということが、まず誤算の始まりでした。要するに吹っ切れていなかったということにつきます。

 これは自分の弱点としていつも考えていることなので、そんなに簡単に実行できることではないことはよく知っていますし、私は他者を批判しているわけではありません。作品を書く時もいろいろな迷いがありますが、少し選挙に似ていると思います。

 報道から引用します。

 

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蓮舫氏が涙 辻元清美氏のゲキに涙「このあと大きな勝負に出るための蓄え」意味深「挫折から学ぶこと大きい」7/7(日) 22:25配信 デイリースポーツ

 

 7日に投開票された東京都知事選は、現職の小池百合子知事が当選確実となった。敗れた元立憲民主党の参院議員の蓮舫氏は都内で会見。応援演説にも立った立憲民主党の辻元清美代表代行から激励の言葉を送られると、涙を流す場面があった。

 

 辻元氏は「一緒に戦えて誇りに思う」としつつ「私が言いたいのは、負けた蓮舫を初めて見た。これはとても大事なことじゃないかと思ってる」と語った。「私も議員辞職があったり、落選がありました。私たち政治家っていうのは挫折から学ぶことがものすごく大きい」と自身の経験も踏まえてエールを送った。

 

 また、これまでの蓮舫氏を「勝ち続けてかっこいい蓮舫やった」といい、「今回負けたことが、次につながる」と熱弁。「私はもう一度一緒に政治家として働きたい。もったいないもん!」と熱弁し、その言葉に蓮舫氏は笑顔を見せつつ、目には涙を浮かべていた。

 

 そして最後には「親友としてはここでの負けは相当このあと大きな勝負に出るための蓄えになると思う」と意味深な発言も飛び出し「1回『蓮舫』という鎧を脱いで休んで!挫折ばっかりの辻本が思う。蓮ちゃんお疲れさま、でも頑張った!」と鼓舞。涙を流した蓮舫氏と熱い抱擁を交わした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/36512090f31afbef6c2175249543ac12a922e8a1

 

 

天天快樂、萬事如意

みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

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