つり橋 まず渡りきること | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  つり橋 まず渡りきること

 

 

 ヒオキワールドを作るのは簡単なんだろうと考えている人がいるようなのですが、歌集や小説を何冊も発刊するだけでもとても苦労するのです。デザインも大変ですし、論文を書くのも大変で、YouTubeの放送をすることも簡単ではありません。ブログを継続して数千の記事を書くことだけでも、なかなかできないものです。フェイスブックのメンテナンスだけでも手間と時間が必要です。このワールドの建設は大工事で、広い空間の中に、あちこちで難所が待ち受けています。

 

 今、谷があり、向こう岸に着こうとして、必死に努力しているとします。高い崖があって、つり橋を渡り切らなければなりません。とにかく、渡りきることが必要です。

 

 既にボロボロに疲れてしまっている場合、完璧な歩き方で、正しいやり方を維持してつり橋を安全にわたるということは、なかなかできないものです。靴が破れていたり、忘れた準備品もあったり、手はすりむいていますし、つり橋の縄も切れそうです。戻ることはできません。

 

 こういうときは、渡りきることに集中して、少しぐらいのミスは大目に見て、転ぼうとも、のどが乾こうとも、とにかく継続して進んでいけるなら良しとします。

 

 反省すべきところはあとで反省すればいいのです。つり橋のケアや修繕も、あとで考えます。

 

 また、次の機会には、渡る方法も改善して、余裕をもって渡れるように準備します。

 

 そういうわけで、100パーセントではなくても、カッコ悪くても、ミスがあっても、ここはとにかく橋を渡ってしまうのです。渡ってしまえば、まあ80点という合格点を自分にあげるのです。

 反省点は多いですが、たくさんのことを学び、次につなげていきます。

 

 そういうつもりで、この4月は、努力を続けて、何とか乗り切ることができました。

 100パーセントを目指していたら、かえって倒れてしまって、仕事が大幅に遅れていたと思います。

 倒れて途中で谷の底に落ちるよりも、80点でいいので、橋を渡りきってしまう方がいいですね。

 いましばらくは、こんな感じで進んでいます。もしだめなら軌道修正をして、もう一度挑戦すればいいのです。

 ヒオキワールドも、こうして少しずつ形を作り、改善すべきところは後で改善していくつもりです。完璧でなくてもいいというだけで、とても気が楽になります。

 

 電子出版の利用や、YouTubeの利用は、そうした意味で、見切り発車のようなところがあります。しかしこのやり方で、ワールドの重要な基礎を創り上げていると思います。ワールドのすべての要素が建設し終わり、塔もすべてそびえるようになると、全体のケアや改善にも手が回るでしょう。いまは「渡り切ること」を最優先に考えています。

 もちろん工事に手抜きなどはしません。

 100点満点でなくともいいので、後につながるように、まずは難所を渡りきることを考えていくのです。

 

 こういう大工事の現場では、粘り強い姿勢で、難所を突破することが、とても重要なのです。何度もわたっているうちに、難所は難所ではなくなっていきます。

 

 

 

 

天天快樂、萬事如意

  みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

   いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。