YouTube 動画の作り方 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  YouTube 動画の作り方

 

 YouTubeで動画を公開するようになって、ひと月が経ちました。

 どうやったら動画を公開できるのですかという質問が来たので、私の現状をお教えします。

 

 まだ右も左も分かりませんが、それでも25本も番組をそろえました。

 学んでから番組を作るのではなく、番組を作り、公開することで学んでいくというやり方がいいのではないかと思います。

 

 ユーチューバーの人たちは、高価な機材を持っており、スタッフの協力もあります。あまり参考にはなりません。

 機材も何もなしで、たった一人で番組を始めるためにはこうするといいでしょう。

 

 ZOOMを用いて、画面に向かって話をし、動画を録画する。

 必要な資料は、ズームの中で、共有という形で示す。

 ズームを閉じると、動画のファイルが自動的に出来上がる。動画はファイル変換作業というものがあり、作業ごとにかなり待たされます。

 それをYouTubeにアップする。ここでもファイル変換で待たされると思います。待つ間に、タイトルを決めたり、内容を書き込みます。

 

 これが基本です。時間枠は、私は1番組20分から30分と決めていますが、幅を持たせています。

 なるべく、もっと短い方がいいですね。現代の人は、長い動画に耐えられません。

 

 できるだけ自分の顔が明るくなるように、家にある電気スタンドなどで、顔を照らすといいと思います。ユーチューバーには、顔が日焼けするほどの照明を使っている人がいるそうです。顔を明るくするのが一つのコツでしょう。

 

 無料の簡単なアプリがあるので、出来上がった動画を編集して見やすくします。カットができること、音楽ファイルの挿入ができることが、基本条件です。複雑な機能のついていない、シンプルなアプリの方がわかりやすいです。私は難しいものは扱えません。いつもシンプル・イズ・ベストという発想です。

 

 動画の始まりと終わりは統一するようにして、タイトルの画像などを入れます。

 著作権フリーの音楽を、主題歌のように流します。私はバッハの古い演奏を選んでいます。これはいつも一緒です。

 

 これで、だいたいの流れは完成です。ほかにもやり方はありますが、私の方法は以上のような感じです。

 

 私のYouTubeは、文学の特別講義であり、大学の授業補助として、自分の学生たちに教育を行うという、教育的な目的、また学問的目的で公開しています。

 目的と、対象となる視聴者がはっきりしています。そのため、コンセプトもはっきりしていると思います。内容的には地味な部類に入ります。きれいな女性が出てきてにっこり笑うとか、かっこいい男性が出て来てウインクするというような世界からは、はるかに遠い番組です。

 

 著作権には細かい注意が必要ですが、教育・学問的目的での小さな引用は、許容範囲となることが基本ですで、しばしばお許しを願う場合があります。必要上、インターネット上の画像を利用させていただく場合があります。

 

 ユーチューブに動画をアップすると、著作権の審査が自動で入ります。

 これは不思議なのですが、25本の動画に、同じバッハの音楽を流しました。

 半分の動画では、著作権の問題は何もないという表示が出ました。

 半分の動画では、音楽に著作権の問題があり、一部の国で公開できないという表示が出ました。

 つまり、この辺りに何か明確な基準があるわけではなく、揺れ動くものであり、YouTubeの気分次第で決められるということです。

 しかし、音楽は著作権フリーの古いものを利用しています。とにかく常識の範囲内で、日本国内での問題をクリアしているならば、それでかまわないのではないかと考えます。心を込めて、誠実に、良識をもって作っているのであれば、関係者の皆様にもわかってもらえるのではないかと思います。

 

 ユーチューバーとして有名になってお金を稼ごうという目的ではなく、真面目な学問的番組、教育的番組を作っていますので、視聴者は限られており、そういう点では、皆さんのご参考にはならないのかもしれません。一つ一つの講義が、私の論文にもなっているからです。私はここで、自分の大切な文学論を展開しているのです。

 

 しかし、以上の、製作上の基本的な流れは、ご参考になるのではないかと思います。自分にもできるのではないかと、お感じになったことでしょう。目的の設定などは、それぞれで異なってくることと思いますが、基本は、ZOOMが使えればできるということです。

 

 訳が分からない初心者でも、動画番組を作ることができるということです。

 

 ここからカメラやマイクなどの高度な機材をそろえたり、編集を工夫したり、デザインを工夫したり、改善できる点はいくらでも出てくると思いますが、まず始めてみるということが、大切ではないかと思います。始めないとわからないことがたくさんあるからです。

 

 何もしないで他人の努力をけなしているだけの人がいますが、それよりも自分でやってみて、いろいろ悩むほうが、素晴らしいことだと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

天天快樂、萬事如意

  みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

    いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。