風の時代 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  風の時代

 

 私は作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)です。

 

 これは以前にも記事で書きましたが、占いの世界では、今年から風の時代が始まると言われています。

 

 新しい風が吹き始めました。

 

 様々の場面で、今までの基準が通用しなくなります。

 古いものはどんどん風化していきます。

 過去にこだわらない創造性やイマジネーションが大切になります。

 

 私が今、書き続けている小説の世界が、まさにそういう挑戦になっています。世界の新しい扉を開こうとしています。

 

 ただ、口で何を言おうと、ものごとは何も進みません。ここで大切なのは行動することであり、言葉ではありません。予言することよりも、行動することの結果によって、ものごとが進んだことがはっきりするのです。

 

 大きな城を建てると言葉で話しているだけでは、城は建ちません。もちろん綿密な計画や設計は必要ですが、実際に城を建ててみて、そこに城ができて、ものごとははっきりするのです。

 

 しかし城は一夜にして出来上がるわけではありません。作家は、長い時間をかけて自分がやっている仕事の意味を自分でしっかり把握し、それを公言しておくことも大切なのです。自分は自分の言葉に励まされるからです。

 

 道に迷わないためにも、行き先をはっきりさせるのです。

 

 今、私は高い山に登っている最中です。この道の先に頂上があることはわかっています。頂上はまだ遠いのです。

 

 しかし頂上そのものよりも、そこを目指して曲がりくねった道を登っていくことの方が、もっと大切です。その道に落ちている小枝にも、小石にも、小さな曲がり角にも、すべてに意味があります。

 

 あきらめないで登り続けることが、とにかく必要です。

 登っていく記録が、また新しい作品を生み出していきます。

 目指す場所はわかっています。

 あとは自分で判断を下し、自分でそれを記録していきます。

 

 私は自分自身の師となって、自分を導いていきます。

 同時に、自分自身の弟子となって、導かれていきます。

 私は、決して挫けない師を愛します。

 決してくじけない弟子を愛します。

 

 私の壮大な夢は、そうやすやすとは叶えられません。簡単にかなえられないから、それは「夢」でありうるのです。

 一歩一歩と夢に近づいていくことが、その夢の一部なのです。

 雨が降っても、風が吹いても、涙がこぼれても、それは私が叶えたい夢の一部なのです。

 

 過去にどんなひどい仕打ちを受けて、傷ついていたとしても、自分の足で立ち続けていれば大丈夫なのです。

 未来に向かって歩み続けていれば、大切な夢を奪われることはないのです。

 

 登っていくにつれて風景が変化していきます。

 だんだんと彼方まで世界が見えてくるようになります。

 風景が変われば、自分自身も気づかないうちに、私の内面も変化をしていくのです。

 私の意識が頂上にふさわしくなっていくのです。

 

 頂上はとても高いところにあり、そこでは強い風が吹いています。

 その風に耐えられるように、少しずつ変化しながら、山を登っていきます。

 道の途中で、必要な脱皮を繰り返し、登り続けるのです。 

 

 風の時代に、私は大きな城を建てるつもりで、新しい小説を書き続けていきます。

 

 一つの作品だけでは、城は出来上がりません。数十作を書き上げてそれらがまとまったとき、城の全貌が見えてきます。

 新しい形をした、誰も見たことのないようなこの城の基礎は、すでに出来上がっています。

 

  

 

天天快樂、萬事如意

みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

   いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。