リスト「愛の夢」が好き | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  リスト「愛の夢」が好き

 

 どうしてリストの「愛の夢」(第3番)は、最初から最後までこんなに美しいのでしょうか。

 こんな小説を書きたいです。

 それは私のひとつの夢です。

 今年、書けるといいと思います。

 ルメを愛せるだけ愛して、いまルメの遺骨に焼き芋を供えていますが、そうすると不意に、この曲が頭の中を流れます。 

 夜空から星屑が落ちて散らばるような、このきらめきはいったいなんなのでしょうか。

 

 リストはハンガリー王国出身ですが、ハンガリー語はできなかったし、習得もしなかったので、ドイツ文化圏のピアニストで作曲家というしかないかもしれません。

 リスト「愛の夢」第3番Liebesträumeは、ドイツの詩人フェルディナント・フライリヒラート(Ferdinand Freiligrath/1810年-1876年)の詩をもとに作られた曲です。内容は、ただ甘い愛だけではないですね。死が歌われています。

 

O lieb,so lang du lieben kannst!

O lieb,so lang du lieben magst!

Die Stunde kommt,die Stunde kommt,

Wo du an Gräbern stehst und klagst!

 

おお 愛しなさい、君が愛せるだけ!

おお 愛しなさい、君が愛したいだけ!

その時は来る、その時は来る

君が墓の前に立って歎く時が

 

 引用出典 https://tsvocalschool.com/classic/liszt-liebestraume/

 

YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=WAhb16QnWhw&t=322s

 

 

皆様のご健康をお祈りいたします。

   そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

      いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。