私が昨年に発表した電子書籍です | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  私が昨年に発表した電子書籍です

 

 みなさま明けましておめでとうございます。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 この辰年が、どうか皆様の飛躍の年となりますように。

 そして私も努力を持続させられる年となりますように。

 龍は、日置研究室のトレードマークです。

 

龍龍龍

 

 日置俊次(ひおきしゅんじ、作家、青山学院大学教授)の電子書籍をご紹介します。

 昨年、日置研究室では、7冊の電子版新刊を刊行しました。

 自分ですべてを編集し、デザインして自分で出版する「自力出版」を行っています。

 どんなすぐれた作品を書いても、存在が知られなければ意味がありません。

 繰り返し、このブログでご案内したいと思います。

 

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 私はいつも心をこめて、作品を書いています。

 昨年はアマゾンkindleで、長編小説3冊、短編小説集3冊、歌集1冊を刊行しました。電子版書籍ですが、作る作業は紙の本と変わりません。心づくしの作品となっています。

 

 小説を書いて編集するほかに、表紙のデザインにも力を入れています。

 

 まず長編小説です。宝石3部作と呼んでいます。

 

A 日置俊次『エメラルドの夜    宝石シリーズ1』(日置研究室)龍

B 日置俊次『サファイアの夜明け  宝石シリーズ2』(日置研究室)龍

C 日置俊次『昼下がりのルビー   宝石シリーズ3』(日置研究室)龍

 

 この3冊があります。内容は連続しています。長い小説です。

 舞台は台湾です。切ないラブストーリーとなっています。

 「昼下がりのルビー」の中には、小説内小説として、短編「さかさまのルビー」が組み込まれています。短編と長編を両方味わえるようになっています。

 

 また、短編の作品集を3冊、歌集を1冊出版しました。

 

1、日置俊次短編集『瀧と白鳥』(日置研究室)龍

 

 短編集『瀧と白鳥』には、次の4つの短編が収められています。すべて書き下ろしです。

 

 「龍の呼ぶ声」

 「瀧と白鳥」

 「瀧の名前」

 「天に昇る龍、地に落ちる龍」

 

 「瀧と白鳥」はアヌシーが舞台です。40年の時空を超えてよみがえった作品も含まれています。ヒオキワールドは、いつも時空を超える空間です。

 

2、日置俊次短編集『ありうべからざる朝』(日置研究室)龍

 

 短編集『ありうべからざる朝』には、次の4つの短編が収められています。すべて書き下ろしです。

 

 「はなびら」

 「ありうべからざる朝」

 「春菜が麦茶を飲んでいる」

 「賢治とアリス」

 

 すべて小説ですが、詩や短歌、評論が溶け込んでいます。新しい、今までにない作品世界を構築しています。

 今後も、私の作品群が短歌、俳句、詩、評論、論文、童話、小説などのジャンルを超えて、手をつないで輪を作り、「文学」が結晶したような小宇宙を創造し、次々とネットワークを拡大していくことと思います。そうするとだんだん目に見えてくる絆が増えてきて、読者の作品の理解も進んでいくことと思います。ヒオキワールドの哲学や思想が、次第に輪郭をはっきりさせてくることと思います。

 

3、日置俊次短編集『華やかな散歩』龍

 

 昨年のクリスマスに新しい短編集『華やかな散歩』が発刊されました。

 充実した短編小説が4つ収められています。

 

 「波止場にて」

 「華やかな散歩」

 「ノートル・ダムは頬を染めて」

 「猫の名前」

 

 表題となっている作品「華やかな散歩」、そして「ノートル・ダムは頬を染めて」の舞台はパリです。パリの奥深い場所へと皆様をお誘いします。

 この作品を読まずにパリを訪れることは、とてももったいない話です。

 「波止場にて」はフランスのノルマンディー地方にある、小さな港町が舞台です。漁師がストをしています。日本人の青年がその街を訪れます。青年は何を見るのでしょうか。

 「猫の名前」は東京が舞台です。これは小説家である私が主人公です。作品集のまとめともなっており、もちろん小説ですが、全体が、夏目漱石論、芥川龍之介論にもなっています。

 

  

 

4、日置俊次歌集『その波の炎を渡り』龍

 

 昨年のクリスマスには、新しい歌集『その波の炎を渡り』も発刊しました。

 第11歌集となります。

 充実した短歌が約500首収められています。

 多くは愛犬ルメとの生活を詠んだものです。

 ルメは16歳、人間なら110歳を超えています。

 

   

 

 私が紙の本を含めてこれまで出版した11冊の歌集のタイトルは、『ノートル・ダムの椅子』『記憶の固執』『愛の挨拶』『ダルメシアンの家』『ダルメシアンの壺』『落ち葉の墓』『地獄谷』『ラヴェンダーの翳り』『おまへに悪かつた』『ウーシャントンクー』『その波の炎を渡り』です。

 私は歌誌「かりん」の編集員をつとめる、プロの歌人です。

 出版社に自費出版を頼むと、1冊150万円以上かかることが普通です。必死に貯金して、大変なお金をかけてきました。全く売れませんし、多くの人に無料で配るだけなので、送料も手間暇も大変です。本当に欲しい人のところには、本がいきわたりません。値段も1冊3千円もするのでは、買いたくても手が届かないのです。紙の本は置き場所に困ります。場所代がとても高いのです。私の家には過去の在庫の本が積まれていますが、どうにもなりません。出版すればするほど問題が大きくなります。

 電子書籍なら、出版にお金はかかりません。お金がないと出版できないという時代は、終わりました。買う方も、kindle会員になれば、日置研究室の電子書籍をすべてあわせて千円以下で手に入れることができます(そのほかの数百万冊の本も読み放題です)。本の置き場所にも困りません。

 私の方法は、一つのモデルとして、作家の皆様の参考になると思います。もちろん文学の修行は必要ですが、だれでも作家になれます。詐欺出版社が多く、出版には闇が付きまとう時代です。余計な苦労に足を引っ張られることはやめて、私は文学の修行に専念しています。

 デザインも、繰り返し試作していると、やり方がわかってきます。デザインの道具やアプリを何も持っていませんが、努力を積み重ねて、美しいデザインを実現しているという自信があります。これからも繰り返し地道に修行を積み上げ、表現力を向上させ、素晴らしい作品を作り、世界中の多くの人に届けることを目指したいと思います。

 

   

 

   

 

   

 

    

   

  これからもどんどん小説や歌集を発行します。

    

 電子ブックは表紙のデザインを変更できるので、何通りも作っています。

 時々デザインを変えます。作品より先にデザインができることがあります。デザインによって、作品が影響を受けることもあります。

 

 「日置研究室」はこれからも、日置俊次(ひおきしゅんじ)作品の出版を続けます。すべて一人でやっているので時間がかかり、1年に数冊という遅いペースですが、デザイン・装丁も自分で手掛け、小説のほか、歌集、詩集、俳句集、論文集、童話集の準備を少しずつ始めています。

 出版したいものはたくさんあります。公開作品が数十冊そろってくると、だんだん作家日置俊次の全貌と本質が見えてくるものと思います。すでにヒオキワールドは私の中で結晶しており、これからデザインの作業を加えながら、公開していくだけです。

 私は作家ですが、小説家なのか歌人なのかと聞かれます。そういう分け方が、今年はもう時代遅れとなるでしょう。ヒオキワールドでは短歌も俳句も詩もすべて統合されています。

 過去の歌集も、再編してこれから電子化していきます。それだけで10冊になります。

 

 出版はもちろん容易なことではありません。時間がかかります。しかし、短歌、俳句、詩、小説、論文、童話の分野が一人の作家によって統合され、また作家によって表紙デザインも統合された、全くあたらしい文学世界が、すでに皆様の目の前に姿を現しています。

 

 あたらしい文学ワールドの創作に心血を注いでいます。

 本当に良い作品が、良いと認められるような、正直な世の中にしていきたいと考えています。

   

 

     

 下のリンクからご購読下さい。いまアマゾンkindleでは99円で3か月間、2百万冊が読み放題のキャンペーンをしています。日置研究室刊の本は全て読めます。

 『地獄谷』、『ラヴェンダーの翳り』は歌集です。日置研究室刊ではありません。日置研究室から新版を出す準備中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   皆様のご健康をお祈りいたします。

   そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

   いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。