甘やかさない | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  甘やかさない

 

 世の中にはひどい詐欺師が多く、毎日、人を騙す事件が起きています。

 とても狡猾で、インスタグラムやSNSを使った犯罪も増えています。

 人の心理を利用し、弱さに付け込んで、金を巻き上げます。

 

 鈴プーチンは、自分は、ふだんは好き勝手に詐欺行為をしているくせに、裁判になると、自分は鬱だから裁判に出ないとか、鬱だから何もできないとか言い始めます。 

 

 その陰では、いろいろ詐欺活動を旺盛に続けています。鬱だから支払いをしなくていい、相手を無視していい、約束を破ってもいい、謝罪もしなくていいという理屈になるのですが、とても困ります。

 

 裁判所も含めて、世間は、「精神を病んだ弱者にはやさしくしましょう」と考えていて、やさしくするのです。それは基本的に正しい考えですが、そこには、「本当の病人とそれを演じている悪い人間は区別しましょう」という条項を入れなければなりません。「人を騙して演じているだけの常習犯罪者は厳罰に処しましょう」という条項も必要です。ケガも病気もしていない人間を入院させるのは、騙されているだけで、それは優しさではありません。

 

 鈴プーチンはずるがしこいので要注意です。鈴プーチンはそういう人の善意を利用して、嘘に嘘を重ねるタイプの犯罪者だからです。

 

 インスタグラムをしていると、いろいろな詐欺のサイトから連絡が入ってきます。例えば「たくさんの犬がどこかの国でひどい目に会っている、けがをしている、救わなければならない、だから寄付をしろ」というタイプのセールスです。私のインスタを見れば犬好きだとわかるので、そういう連絡が来るのです。かわいそうな犬を見るとショックを受けるのですが、よく観察すると、

 

(1)いったい誰がその「犬を助けるサイト」を経営しているのか不明。 

(2)その人の名前も顔も不明。もっともらしい団体の名前だけがある。本人は一切出てこない。 

(3)誰が、いつ、どこで、犬のかわいそうな姿を撮影したのか不明。その状況も不明。イメージだけがある。

(4)サイトを経営している人間と、その犬たちの関係が不明。国籍も不明。実際に助けているのかどうかわからない。犬はどうなったのか。

(5)寄付をしろという強要だけがあり、寄付した金がどうなるかわからない。

(6)誰でもこのサイトをつくることが可能。実際に犬を救助している施設があるのかどうか、その住所も不明。すべてチープに作られており、荒い映像が並んでいるが、昔のものか、バーチャルな映像にすぎない可能性がある。ひどい状態の犬の写真はあるが救助された写真はない。寄付を受け取る人間が、とにかくどこのだれか不明。

 

 以上のことが分かります。それは非常にあいまいなサイトで、イメージだけを並べていて、愛情が感じられません。「犬にやさしくしましょう」というのは正しい考え方ですが、その時同時に「人の善意をもてあそび、借りてきたイメージだけを提示して、それを利用して金を払わせようとする犯罪者には厳しくしましょう」という条項を加えておかないと、大変なことになります。

 

 世の中には善意を利用するサギが多く、そういう犯罪者にやさしくしてあげることは、さらに被害者を増やすことにつながります。寄付をして犬が救われたと思っているひとたちがいて、現実には寄付を集めた人間がそのお金でシェフを招いて美食パーティをしているのでは、犬がかわいそうです。

 鈴プーチンはずるがしこい犯罪者であり、かわいそうな被害者ではありません。自分で嘘をつきまくって奥さんを追い詰めて自殺させておいて、奥さんが死ぬと被害者という顔をして、相手の同情に付け込む行為を繰り返していました。

 はたしてこの犯罪者の演技に、善意を向ける必要があるのかどうか、そこをはっきりさせていかなければならないのです。

 

 鈴プーチンを甘やかさないこと。お金を渡さないこと。これがとても重要です。口から出てくる言葉は全部でまかせです。クラウドファンディングで鈴プーチンにお金を渡すなど、論外の行為です。ロシアのプーチンにお金を渡すのと同じです。プーチンは、それを人殺しに使います。

 

 

    皆様のご健康をお祈りいたします。

    そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

    いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。