自信をもって教室で国語を教えるために 長編小説『昼下がりのルビー』 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  自信をもって教室で国語を教えるために 長編小説『昼下がりのルビー』

 

 『昼下がりのルビー』は、台湾を愛するすべての人に、そして日本近代文学を愛する人、芥川龍之介を愛するすべての人に捧げる、繊細なラブストーリーです。

 

 『昼下がりのルビー』の特色として、物語の中で、日本の近代文学史をわかりやすい視点からまとめた形になっていることがあげられます。

 今まで長い間、教室であいまいにされてきた大作家の作品の謎も、自然に氷解するようになっています。中学・高校の国語の教員の方は、この小説を読むと、生徒たちの質問にも答えられるようになるでしょう。森鷗外、芥川龍之介、中島敦、井伏鱒二、太宰治、宮沢賢治ら文豪の作品が、鮮やかに理解できるようになります。

 逆に言えば、小学校から高校まで、教員が「国語」の時間に、自信をもって授業することができるようになるためには、この小説は必読の書なのです。

 この小説に書かれているような、文学作品の本質をえぐる質問を、生徒の誰かがしてくるかもしれません。あなたは答えられますか?

 

 濃密な文学の空間に心ゆくまでひたり、エメラルド、サファイア、ルビーの宝石のようにかがやく世界を、お楽しみください。台湾をいつか訪れるあなたなら、必ず読まなければならない小説です。

 

 どうせ読むなら、『エメラルドの夜』、『サファイアの夜明け』を読んでから、『昼下がりのルビー』を読み進めましょう。面白さが全く違ってきます。何年も苦心して、渾身の力で書き上げた世界です。必ず得るものがあるはずです。

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

            皆様のご健康をお祈りいたします。

    そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

    いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。