かりんの仕事 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  かりんの仕事

 

 「かりん」の仕事はたくさんあります。

 以前の記事でも書きましたが、ある欄の毎月の詠草を収集し、整理しています。

 締め切りを過ぎてもたくさん到着するので、これが大変です。

 集まった詠草は整理して、あいうえお順の名簿に記載していきます。

 それから、封筒を一つずつはさみで開けていきます。

 開けたら原稿を取り出し、記名してあるかどうかをチェックし、ホチキスがしていなければホチキスで止めたり、名前が書いてなければ記名したり、原稿の大きさが間違っていれば手当をしたり、いろいろ調整をします。

 原稿はB5の用紙に縦書きです。どうかお守りください。こう何度お願いしても守ってくれない人がいます。

 これは大学の学生と同じです。なにを言っても聞いていない人がいるのです。

 さて、原稿がまとまれば、何名かの選歌委員に送ります。また自分も選歌をします。

 選歌が済めばそれを歌稿並べ担当の委員に発送します。

 歌が載っていないなどの苦情があると、調査をします。名簿チェックと、整理して保存してある封筒を調査し、私の記憶も併せて、答えを出します。

 郵便未着の場合が多く、今まで私の責任で紛失があったことは一度もありません。

 

 このほかにもたくさんの仕事があります。

 前月号作品鑑賞という欄の、原稿依頼や調整、チェック、校正まで引き受けています。

 これが毎月、なかなか大変です。

 校正を手伝ってくれる委員への連絡も欠かすことはありません。校正で迷いが出た場合は大勢で議論します。

 直前で、担当を下りると言ってくる方がおり、代役を探すのも一苦労です。また、締め切り近くで病気になってしまったという場合はもう、何をしても間に合いませんので、私が1日で原稿を書きます。今月号はそういう緊急事態が発生しました。

 実は今月号の特集である、「かりん年間展望」も私が担当しており、執筆者の選考、執筆者への依頼から、原稿引き受け、原稿チェック、書き直しチェックを経て、校正まで、かなり神経を使う仕事をしました。各3ページで、9欄あり、かなりの量です。

 大学の仕事の方も激務なので、かなり過労となりました。いつも眠いです。しばらく、少しずつでもいいので休みを取りたいと思います。

 下に私が書いた原稿を掲載します。かりん12月号です。

 コロナ禍の政府の対応を批判しているので、校正でダメ出しが出ました。そのため、これでもソフトな表現に書き換えています。

 

 

 「かりん」の仕事はまだまだほかにもたくさんあります。会議も多いです。

 過労にならないように注意して、仕事をしたいと思います。

 私が何か書くとすぐに大騒ぎして問題化する人がいますが、根拠のあることを書いているので、直接反論はできないようです。

 こういう生活なので、ルメの純粋なまなざしと、ネズミモチ酒が必要なのです。

 

 皆様のご健康をお祈りいたします。

   そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

    いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。