【株式投資】良いとこ取りは長続きしない | 経営コンサルタント日沖健のブログ

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今日の東京市場で日経平均は、33,486.89円で今月の取引を終えました。前月末比では、2,628円高(+8.5%)。

今月は、米FRBの利上げ打ち止めが確定的になり、米国市場が回復。東京市場もこの流れを受けて、堅調な1か月でした。

ただ、このまま年末ラリーに向かうかと言うと、かなり疑問です。

今年前半の上昇は、米国の利上げでゼロ金利を続ける日本との金利差が拡大し、円安が進行したことによるもの。

米国の利上げが止まり、日本でゼロ金利解除の期待が高まり、今後は金利差が縮小し、円高に振れるでしょう。

そうすると、これまでと逆の回転が起こり、日本株には厳しい局面が訪れます。

利上げ打ち止めで米国市場が復活し、にもかかわらず円安が維持され東京市場も上昇、という良いとこ取りは、長続きしないように思います。

来年春に日銀が実際にゼロ金利解除に踏み切り、材料出尽くしになるまで、なんだかんだで上値が重い展開が続くように思います。

 

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