今城塚古墳、古代史ファンには嬉しいが | 経営コンサルタント日沖健のブログ

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昨日、出張ついでに大阪府茨木市にある今城塚古墳を見学してきました。

ここは近年注目を集めている古墳で、継体天皇陵であることが有力視されています。

1997年から発掘調査が進められ、周辺が整備され、古墳全体を自由に見学することができます。

 

 

ところで、宮内庁は昔から近くにある太田茶臼山古墳を継体天皇陵だと治定しています。太田茶臼山古墳は継体天皇とは年代が大きく違っており、継体天皇陵でないことは明からですが、宮内庁は頑なに判断を変えていません。

宮内庁の頑迷さによって、今城塚古墳は全国の天皇陵の中で唯一、誰でも自由に見学できているわけで、古代史ファンにとってはありがたい話。

ただ、仁徳天皇陵など他の天皇陵では宮内庁の妨害で研究が進まない現状を見ると、喜んでばかりもいられません。

宮内庁は天皇陵はあくまでも天皇家の私的な財産というスタンスでしょうが、天皇がそもそも公的な存在。いい加減に頑なな姿勢を変えていただきたいものです。

 

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