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龍野高校生時代に使っていたブログですが、ちょっとスピリチュアル系を主に色々とリブロク中心に再開してみようかな、という感じ。

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日向大神宮は色々と興味深い神社です。まず、境内に入ると琵琶湖に繋がる水路があります。 琵琶湖も古代人の信仰の対象として興味深いです。私は近江にはかなり日本史の謎が秘められていると思うので、また滋賀県まで行こうと思っています。 また、「山城国最初第一」という境内社では恵比寿様と天細女と祀っているのですが、なんとその間に「八百万神」も祀られています。八百万の神々が全て祭祀されているのでしょうか? さらに、この神社は由緒ある神社なのですが、神社本庁には属していません。「神社本教」という別の宗教に所属しています。 最近、どうも「神社神道=神社本庁=国家神道」という連想をされる方が多いようです。確かに、神社本庁は公式にはいわゆる「国家神道」を否定しているとはいえ、神社本「庁」という名称からも判るように、いわゆる「国家神道」の復活を目指している人たちは、確実に存在します。 しかし、戦前には約17万社登録されていた神社のうち、神社本庁に所属している神社は8万社未満です。つまり、半分以上の神社は神社本庁に参加していないのです。 その中にはこの日向大神宮みたいな式内社も存在します。私は神社本庁の役割は否定しませんが、神社本教も含め、多様な在り方があるのが神社界の素晴らしさだと思っています。 明治維新以降、日本の神社界は「廃仏毀釈」「神仏分離」として、お寺と分離されました。いわゆる「国家神道」最大の問題がそれだと思いますが、日向大神宮は安養寺というお寺と一体化して神仏習合の面影を残しています。 日向大神宮と一体化している安養寺は西山浄土宗のお寺です。「青龍山」とありましたから真言宗かと思っていましたが(笑)、慈覚大師・円仁(天台宗)の創建した阿弥陀如来信仰のお寺のようです。 神社とお寺とが一体化したのが、本来の日本の神社の在り方でした。神仏習合の再評価が求められると思います。

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