私への「公開質問状」について | 日野智貴の雑感いろいろ

日野智貴の雑感いろいろ

龍野高校生時代に使っていたブログですが、ちょっとスピリチュアル系を主に色々とリブロク中心に再開してみようかな、という感じ。

私に対する「公開質問状」 なるものを、「自称・生長の家本流運動」の一部の方が掲示板に投稿されているのを、昨日確認した。


こういったものは、真面目な信徒であれば中学生であっても騙されない内容であるが、『生命の実相』全巻を読んでおらず、さらに、谷口雅宣先生のご著書を一冊も読んでいない様な信徒――不勉強な信徒だけでなく、忙しくて勉強する暇がない信徒も含まれる――ならば、信じてしまうかもしれない、と言う程度の内容である。


ネット上では「クレームは無視せよ」と言うのが常識になっており、私も彼らや子宮頸がん予防接種奨励派・堕胎容認派による誹謗中傷は基本的に無視する方針であるが、わざわざ「公開質問状」を出された以上、質問者の神の子であるという実相を礼拝しつつ、一回ぐらいはその質問について回答を行うことも愛の道ではないか、とも思った。


従って、今回に限り、大晦日であることにも免じて、彼らによる十項目の質問に回答する。


(以下、彼らの質問に対する回答を赤字で記す)


① 「生長の家・生命的国家論」について
http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=snihonryuu&mode=res&log=2275


『国のいのち 人のいのち』は、私も読みましたが、「国家は有機体である」ということは、日本のみならず世界の他の国にも当てはまる話であります。『大和の国の神事』を正しく読めば、「金波羅華天皇国日本の實相」が、現象の日本を指し示すわけではない、と言うことは明白です。


② 開祖・谷口雅春先生と三代目・雅宣総裁との「大東亜戦争観」の違いについて
http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=snihonryuu&mode=res&log=1887

国際法上、大東亜戦争が侵略戦争であることは明白です。『パリ不戦条約』以降、全ての国は「国家政策の手段としての戦争」を非としており、1932年に国際軍縮会議の安全保障委員会の多数が取り上げた以下の「侵略国」の手義として比較的完全なものとして認められております。


「侵略国」とは、次の行為の一つを最初に行った国家を言う。

一、他の国家に対して宣戦の布告を発した。

二、武力によって他国の領土へ侵入した。

三、同様に、他国の領土、船舶、飛行機等に襲撃した。

四、他国の海岸又は湾岸を、海軍によって封鎖した。

五、他国を侵略したる武装団を、非侵略国の要請にもかかわらず自国内において支援し、または保護若しくは援助を遮断するためのあらゆる手段を講じない。(兵藤二十八『『日本国憲法』廃棄論』47ページ)


谷口雅春先生も、現象としての大東亜戦争は「神の戦いでも聖戦でもない」(『生長の家』昭和二十一年四月号、二十四項)とされており、「日本は神国である」という「民族的迷信は本来は撥無しておかなければ」ならない(『生長の家』昭和五十八年十二月号、九十二項)と述べておられました。なので、現象としての大東亜戦争を「侵略戦争」と呼ぶのは、何ら問題はありません。


③ 雅宣総裁に対する「重破門状」について
http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=snihonryuu&mode=res&log=2021


この文章は事実誤認をもとにして書かれています。一例をあげると「鎮護国家を捨て、「御斎神」を入れ替え」た事実は存在しておりません。また、最も重大な事実誤認は、「生長の家の大神――総裁・副総裁――御教え」という、生長の家信徒ならば誰でも知っている中心帰一の御教えを谷口雅宣先生の発案であるかのようにしていることです。そもそも、この文書は「開祖・谷口雅春先生の『御教え』を信奉する公称70万人の生長の家全信徒」の執筆とされていますが、生長の家には開祖は存在しないこと、正統な生長の家信徒の総数は『宗教年鑑』の調査によると58万人であることなどから、これが偽書であることは明白であり、よって回答いたしません。



④ 三代目・雅宣総裁の「生長の家30年暗黒史」について
http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=410

生長家政治連合活動停止や、日本を守る国民会議からの撤退などを、谷口雅宣先生の判断とするなど、事実誤認が多すぎるため、回答いたしません。


⑤ 三代目・雅宣総裁の「法燈継承」について
http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=2613


私とこの方々とでは、「法灯継承」の定義が異なるようですので、回答いたしません。


⑥ 「マサノブ教」ってどんな教え? について
http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=snihonryuu&mode=res&log=2228


谷口雅宣先生が「神啓の根本聖典『生命の實相』・聖経『甘露の法雨』を捨て」た事実は存在しません。司法ファッショの裁判官を含む守旧派権力による宗教弾圧によって、強制的に奪われたのであります。この文章は事実誤認をもとに書かれているため、回答いたしません。


⑦ 貴君は、「生長の家社会事業団も、「生長の家本流運動」に参加し、『生命の実相』の著作権を主張、司法ファッショの裁判官の不当判決によって、生長の家から『生命の実相』の版権を奪いました。」と主張されています。貴君が、東京地裁・高裁・最高裁の審理を経て『生命の實相』の著作権が「生長の家社会事業団」にあり、と認められたことを“不当判決”というのであれば、その法的根拠について明確に具体的に答えて下さい。

『日本国憲法』第20条の信教の自由に対する侵害であると考えます。

⑧ 貴君は、「雅宣先生が愛国心を持たれていることは、よくわかっています」と言う現在の時点に於ける具体的根拠をお示し下さい。

私がブログ等で「雅宣先生が愛国心を持たれていることは、よくわかっています」等と言う上から目線の文章を書いた記憶はございません。尚、私は決して左翼ではありませんが、中心帰一の御教えに基づき、仮に雅宣先生が「再び愛国運動を行いなさい」と言うのであればそれに従う所存でありますが、あくまで個人的見解としては、現段階で青少年相手に愛国心や日本の独自性を強調するような運動には反対です。

⑨ 貴君は、雅宣総裁が真性保守の宗教家であるという根拠を具体的にあげて説明してください。


「真保守」と言う日本語は存在せず、文意不明瞭のため、回答は致しません。


⑩ 貴君は、マサノブ総裁の環境運動を褒めておられますが、雅宣総裁のマニフェスト、即ち< “森の中のオフィス”でのワークスタイルやライフスタイルの様子をウェブサイトなどで公開し、生長の家の各拠点の職員や信徒が低炭素の生き方を実践できるように支援します。また、国内外の職員や信徒に向けて研修会を実施し、一般市民に向けての情報発信も行う>という一般市民レベルでのノウハウ作りが、既に一年以上経過するのに一向に進んでいない、マサノブ総裁のブログやフェースブックに掲載される自然との共生生活の内容は、高収入に恵まれた一部の人たちしか実践できぬものばかり、この宗教貴族といわれる環境運動に対するご見解をお答え下さい。

生長の家では個人崇拝を教義とはしておらず、仮にご指摘のような運動方法の問題が存在していましても、『神を演じる前に』『足元から平和を』『今こそ自然から学ぼう』『次世代への決断』等々の著書においてなされた、地球環境問題と生命倫理問題に対する谷口雅宣先生の問題提起の正しさを覆すものとはならないことは明白であります。