電力が足りないのに、なぜ泊原発を稼働させないの? | 同床異夢

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北海道の停電は解消されたものの、依然として電力不足は続いている。

計画停電は回避したものの供給力は不足しているままだ。

    (計画停電は回避されたが節電は継続される)

 

北海道電力は補修で止まっていた水力発電1,2号機を

前倒しで稼働させると発表した。

2つで40万キロワットの上積みが出来るそうだが、

それでも足りないとのこと。

 

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      (北海道電力 京極水力発電所)

(上部調整池 ここから真下に水を落としタービンを回す)

 

今回、破損した苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所の全面復旧は

11月以降になるとのこと。

それまで、節電という綱渡りで電力を供給するとのことだが、

そんなのでよいのだろうか?

節電で影響を受けるのは農家や工場などの産業や、商業施設だ。

  (節電のためネオンの一部しか点灯していない札幌市内)

 

これから冬になると、電力需要はさらに高まる。

それで、節電といわれても限界があるのではないだろうか?

 

私が不思議に思うのは、この期に及んでメディアなどで

「泊原発の再稼働を急げ!」

という主張をしている所がないことだ。

 

今まで散々、「反原発」で飯を食ってきたマスコミが

急に方向転回できないのだろうか?

 

しかし・・・

現在、無傷でしかも他の発電施設に比べて災害に強い泊原発が

なぜ稼働できないのだろうか?

日本の原発は地震に強いことは、東北の震災で世界中が知っているのに

稼働させる議論もわき起こらない。

 

稼働すれば、苫東厚真火力発電所と同じくらいの供給量があるので

節電しなくてもよくなる、

産業界や商業施設もその方がよくないのだろうか?

 

これから冬にむけて電力がさらに必要になるというときに、

マスコミや世論を怖れずに、道民のために再稼働を要請する

地方議員はいないのだろうか?

 

   (無傷だった泊原発 なぜ稼働しないの?)

原発の稼働が道民のためにならない、理由があるのなら仕方がないが

そんな理由は見当たらない。

電力が足りないために、北海道の経済が弱体しているのは事実で

それが長引くことに、どんなメリットがあるのだろうか?

 

「そんなこといって、

もし稼働してから地震が来たらどうするんだ!」

 

とでも言いたいのだろうか?

 

それを言いだすと、

「新幹線に乗っていて地震が来たらどうするんだ!」

と一緒で、「じゃあ歩いて行くか」と言うのだろうか?

 

原子力発電も燃料を注入してから、発電が安定するまで

1ヶ月〜2ヶ月の試験運手が必要になる。

逆算すると、今すぐに、再稼働が決まっても電力が供給されるのは

11月中旬から末頃になる。

 

その頃北海道では、電力需要が今より高まっているだろう。

それまでに、苫東厚真火力発電の復旧が完了していなければ

どうするのだろうか?

 

また、他の火力発電所がトラブルで停止したらどうするのだろうか?

他の火力発電所は老朽化している所も多い。

そんな綱渡りの発電が、原発を稼働するよりも安心できるというのだろうか?

 

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

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