半年ほど前、広島県出身の信者さんからお仏壇の相談を受けた。
昨年家を新築され、『どんなお仏壇を新調すればよいのか?』というご相談だった。
昔は、先ずお仏壇の安置場所を決めてから間取りを考えたものだが、今はその逆だ。
これも時代の流れなので仕方があるまい。
そこで、『ご家族がいつでも安易にお参りできる場所がよかろう。』ということで中サイズのお仏壇を和室に安置されることとなった。
その際、入仏法要の日取りも決めたが、急遽、『日程を変えてほしい。』と連絡が入ってきた。
仏壇屋さん曰く、愚僧に相談する前に拝屋(おがみやさん:風水祈祷師のこと。)さんで納入日や搬入経路まで指示されたようである。
ところが、その搬入経路が一方通行となっていて自宅にり辿り着けず、しかも『逆戻りはだめ』とのことで改めて拝屋さんから別の経路を指示され、入仏の日取りが変更となったのだ。
入仏法要の日取りから搬入経路までお見通しになった風水祈祷師のようだが、搬入経路の一方通行は見通せなかったのである。
一体、何を祈祷されたのかな。
実のところ娑婆世界とはそんなものだ。
阿弥陀さまは、こんな弱い施主でさえも『早く覚めなさい。』と寛大なお心でお迎えくださるのである。
愚僧は苦笑いしながら入仏法要の日を変更した次第である。
サンライズ