三菱ふそうトラックバスは平成28年ポスト新長期排出ガス規制と平成27年度燃費基準+10%達成、安全性の向上や先進運転支援機能を初搭載して内装を改められた2019ローザを令和元年10月1日に全国発売すると同年8月20日に公式発表した。
今回の改良によって、
衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報装置、車体安定性制御装置等の先進運転支援機能の他、これまで採用されてきたEZGOにHSAを付け加えてブレーキを離した直後の制動を保持。又、運転操作性に関しては同社小型トラック「キャンター」に一部準拠し、コスト削減に寄与。これにより、長らくローザに継承されてきたマルチステアコラム(レバー併用ハザード)は保安基準改正により「他の操作装置と独立して手動で操作できること」と定められ、同社中型トラック「ファイター」と共に廃止された。ステッキ式駐車ブレーキはレバー式に改められた他、運転席SRSエアバックが今さら採用。又、アメニティではハンズフリー機能付きBluetooth対応オーディオを標準装備。インテリアも一新されてエコライン、プロライン(LEDヘッドライト採用)、プレミアムラインの3設定と上質シートや後部にトランクを設けた観光仕様のスペシャルパッケージ等の用途に合わせたラインナップを設定した。
昨年秋に顔だけ改良された2018ローザへの衝突被害軽減ブレーキの後付けに関しては、費用面に加えてインテリアごと改めなければならない為に誰も明らかにされていない…。
何もかも、ライバルであるコースター/リエッセ2に対して今更感が半端ないのは自分だけだろうか……。
小型バス「ローザ」2019年モデルを発売 -三菱ふそうより-
小型バス 「ローザ」2019年8月モデル -三菱ふそうより-(カタログPDF)