おかげさまでこのシリーズ、前2回ともたくさんの方にご訪問頂いており、ありがたい限り。今回は現地取材してきた「バス停標柱」で纏めてみたい。

※↓お時間のある方は併せてご訪問頂ければ幸いである。

 

 

◇旅の始まりは「杭瀬駅北」から・・

 ダイヤ変更は2024年1月13日実施とのことであったが、土・休日のみだった系統は正月明け8日がラストランとなり、私は泊まり明け仕事だったため見に行けずであった。せめても・・と思いその8日、既にラストランを終えてはいるが、会社帰りに「杭瀬駅北」~「野田阪神前」~「天神橋筋六丁目」を徒歩で走破、バス停標柱を1本1本撮影することにした。上はその日のスタートで、現在はこの「阪神杭瀬駅北」が阪神バスの国道2号線上で東端となってしまった。

 東へ歩いて次の停留所は「左門殿橋(さもんどばし)」これ以東が休止となる。この先各停留所を撮影していったが、スペースの関係上大半は割愛させて頂く。

 国道2号線は大きな川が数か所あり、このように「橋」の名が付いた停留所が数か所見られる。上は道路側の面で、太陽光や紫外線の影響から色褪せが激しいが、この状態は他の停留所でも同様であった。

 本来の標柱が何かの事情で仮標柱?に置き換わっていた「中海老江(なかえびえ)」西行。仮標柱?とはいえ昔ながらの四角い木材に円盤が頭に載ったこれぞバス停標柱の様式が嬉しい。

 この3点は「野田阪神前」で大阪ローカル用と北大阪線用がそれぞれ設置されていたが・・。

 翌週訪れると、当然ながら阪神バスの表示は抹消されて、標柱には「休止いたしました」の張り紙が・・。

 ただ、空港リムジンの基地になっているので、このロータリーから阪神バスが消えた、ということにはならない。

 ここまで約1時間・・続いて北へ向かう。

 野田から一つ目の「海老江(えびえ)」

 そして翌週。このようにカバーが掛けられていた。色的に結構目立つので道路上で次の停留所が近い位置だと、遠目からでも結構目立つ。

 各停留所に貼られた掲示。

休止の海老江バス停を通過しようとする大阪シティバス。

 「大淀中4丁目」バス停。大阪シティバスと並んでいる阪神バス。この系統も大阪シティバスが並走しているため、バス路線自体が無くなったわけでは無い。なお、阪神の標柱は更新されたものでまだ綺麗であるが、北大阪線上にはこの様に更新された標柱が数基あった。

 そして天六終点。今は道路事情でバスの経路もループになってるが、昔は軌道線終点付近に停留所や折り返し施設があったそうだ。

 

 さて、杭瀬駅北から実際に歩いてみると、約10キロでそれも標柱などを撮影しながら、なので二時間近く掛かった(途中経路で迷った箇所もあり、その分時間を余分に経過している・・)がほぼ当初の計画通りの時間行程であった。只、仕事帰りで重い鞄(尤もいつも鞄にしまっている一眼レフも重たい)と革靴でこの約10キロはキツく終了間際には足が棒になっていた・・が、この後神戸まで帰らないと行けないので、棒の足を引きづり・・(笑)、踏ん張って地下鉄で梅田へ出て帰宅の途に着いたのであった・・。

 なお、さすがに翌週、同じ行程で休止カバー付けた全停留所撮影は出来なかった・・。

 

 当初計画では、この回で阪国バスの歴史も軽くかじるつもりであったが、資料を紐解く時間が少々掛かったのと、ここに紐づけると長くなってしまうので、次回に回送させて頂く予定。