鉄は健康の状態であれば、摂取する量と排出される量がおおよそ同じくらいになります。


食事によって摂取する鉄の量は10mg~15mg/日です。

摂取した鉄のうち約10%(1mg~1.5mg)は汗や尿や便に混ざって排出されます。

一方、体内に吸収される鉄の量は摂取量の約10%(1mg~1.5mg)になります。


体内に吸収される量と体外に排出される量が同じくらいなので、健康であればバランスがとれているはずです。


ではなぜ鉄不足になるかというと


1.鉄の排出量の増加

2.鉄の需要増大

3.鉄の摂取不足


があります。


鉄の排出量の増加は、たとえば痔やガン、過多月経のように少量の血が長期間にわたって出血する場合に鉄の排出量が増えます。女性が男性より貧血になりやすいのは、月経があるからです。男性の場合は、上記にあるように1日に約1mgの鉄が必要なのですが、女性の場合は約2mg必要です。女性の場合は、無理なダイエットをせずに朝食をしっかりと食べ、鉄分やビタミン、たんぱく質をバランスよく取ることを心がけてください。月経のときには月当たり約20mgの鉄が排出されるので、サプリメントを服用して普段より多く摂取することも有効です。


鉄の需要増大は、体の急速な成長や妊娠、出産があるときにおこります。女性は妊娠するとお腹の中の赤ちゃんにも鉄を供給しなくてはいけないので、鉄が普段よりも多く必要なのは明らかです。平常時における女性の鉄の所要量は12mgといわれていますが、赤ちゃんに鉄を供給することや出産時の出血に備えるために平常時よりも8mg多くとる必要があります。妊娠して時間が経過してきたら食べる物を選んだり、食事する回数をわけたり、サプリメントから補給したすることで、栄養のバランスを取ってください。


鉄の摂取不足は、食生活が原因で起こります。私も経験がありますが、ダイエットしている時に何も食べないようにしていると立ちくらみやめまいがよく起こりました。ダイエットして体重がへることはうれしいことかもしれませんが、健康に悪影響がでてしまっては元も子もありません。1日3食、1汁2采を基本に、肉や魚、野菜や海草類の組み合わせをバランスよく摂取する必要があります。

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貧血がおこる原因は皆様がご存じのとおり


鉄不足


です。


なぜ【鉄】が不足すると貧血になってしまうのかというと


酸素を運ぶのに不可欠な【ヘモグロビン】が【鉄】と【タンパク質】でできているからです。そしてヘモグロビンに含まれている【鉄】が【酸素】と結合して体の隅々まで酸素を届けるのです。


だから鉄が足りなくなると酸素を運ぶのに必要なヘモグロビンが生成されなくなり、体に酸素がいきわたらなくなって貧血がおこるのです


参考までに健康的な人の血液1デシリットルに含まれるヘモグロビンの量は


【健康な男性の場合】

14~16グラム/1dl


【健康な女性の場合】

12~15グラム/1dl


一般的に男性では13g/dl以下、女性では11g/dl以下のときに鉄欠乏性貧血となります。


血液検査の結果からみた場合、正常値は表のようになります。


貧血対策ブログ

赤血球数・・・前血液中の赤血球の数を示しています。

ヘモグロビン濃度・・・全血液中のヘモグロビンの量を示します。

ヘマトクリット値・・・全血液中に占める赤血球の容積率です。


上記の3つの指標をもとに貧血かどうか判断されますが、最も重要な指標はヘモグロビン濃度です。

貧血とは血液中の赤血球やヘモグロビン(血色素)などの量が減ってしまい、体中に酸素がいきわたらなくなり、酸素不足になった状態をいいます。


貧血は原因によって


1.鉄欠乏性貧血

2.再生不良性貧血

3.溶血性貧血、

4.巨赤芽球性貧血


にわけられますが、ほとんどは鉄分不足から起こる「鉄欠乏性貧血」です。


貧血の症状を軽いものから順に並べてみると、下のようになります。


1.皮膚の蒼白(血の気がない)

2.突然のどうき

3.すぐ息があがってしまう

4.頭痛

5.めまい

6.食欲不振

7.吐き気

8.発熱

9.呼吸困難


もうすこし具体的に症状を示すと


【ヘモグロビンが正常値の70%以下の場合】

顔色が悪く血の気が無くなったり、口の中全体の血色が無くなったりします。この段階では、はっきりした貧血の症状は現れにくく、自覚症状も、あまりないのが一般的です。


【ヘモグロビンが正常値の60%以下の場合】

酸欠状態になるため、心臓がたくさんの血液を、身体中に送り込もうとします。そのため、心拍数が突然、通常より多くなる症状や運動しただけで、息が上がってしまう症状がでてきます。


【ヘモグロビンが正常値の40%以下の場合】

頭痛、耳鳴り、めまいなどの貧血の症状が、はっきりと現れてきます。また、寝付きが悪くなり、不眠症になったり、手足の冷え、あるいは少し運動をしただけで、だるくなったり疲れてしまう症状が出てきます。


【ヘモグロビンが正常値の30%以下の場合】

食欲不振、吐き気など、通常の生活にも支障をきたす症状が現れてきます。身体の抵抗力も低くなり、わずかな事で、病気にかかる事もありますので、注意が必要です。


このほかにも枝毛が増えたり、湿疹ができやすくなったり、寒さに敏感になったりすることもあります。


貧血になると人間の細胞が活動する上で必須の酸素が不足している状態なので、さまざまな症状がでてくることがあります。