死霊館★4(78点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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AMAZONプライム映画が主体のレビュー。たまに例外はありますが、日記公開時、プライム会員が無料で観れる映画をチョイス。
できるだけ良い映画に出会いたいため、基本的にAmazon評価で★4以上が付いているものを選んで視聴した上、個人的な採点を実施しています。

■短評

「死霊館ユニバース」の記念すべき第1作。今までなんとなく避けてきたが、「マリグナント」が余りにも面白すぎたので、ジェームズ・ワン監督のホラーに触れる。ただ、「ソウ」や「マリグナント」で観せた、今までの常識を打ち破るかのような斬新さは無く、スタンダードなホラー。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

40年もの間、関係者全員が口を閉ざし続けた戦慄の<実話>

 

■総評

「実話を基にしているんだぜ!」ということを認識しながら観ることが大事じゃないかと思う。

最近の創作ホラーにありがちな、派手なCGや作り物、音響による怖がらせ方は少ない。ポルターガイストやエクソシストなどの要素をふんだんに、リアルに持って行った感じは非常に好感が持てるし、シンプルだからこそ逆に怖さを感じる。雰囲気としては「オーメン」風味もある。

ただ、「事実を基にした」こと、それによるリアリティを重視したことで、過剰にストーリー仕立てにしていない分、ビックリ仰天の秘密が明かされたり、展開を迎えるようなことはない。

それでも、クライマックスでは色んな場面で大変なことになっていて、ジェットコースターに乗っているかのようなハラハラ展開が楽しかった。ホラー映画で楽しかった、というのも変だが。

変に加飾していないけど、とてもスタンダードな心霊ホラーであり、そっち系ファンからは余り文句は出ないだろう。

シリーズとしては10作近く作られているが、おそらく時系列は無視して好みに合ったものを単独で観ても楽しめるような作りになっているはず。「死霊館のシスター」は以前鑑賞した気がするが、きちんと独立作品になっていたと思う。気が向いたら他の作品も観てみようかな。多分、どれも平均点以上には楽しめると思う。