■短評
フランス映画。アマプラのジャンルでは、コメディ·キッズ·ドラマ·ファンタジーと色々記載されている。確かに各ジャンルの要素はあるけど、キッズはこの映画みたら速攻で寝そう。
■あらすじ(アマプラ紹介文より)
パリに住む9歳のユゴーは夏休み、父親アルノーの実家でサラおばあちゃんの80歳の誕生日を祝うため、海辺の田舎町を訪れる。地元で暮らす親戚と共に過ごす初めての夏。アルノーは兄たちとの間に確執があり、またユゴーはアイシャをリーダーに結束を固めた従兄弟たちを相手に、ひとり疎外感を味わう。そんな中、サラが昔、森で大きな傷を負い、森のオオカミと会った時のことを話しだす。そのオオカミはサラと契約を交わし、時を経て彼女を迎えに来るのだという。話を聞いたユゴーたちは、悪いオオカミからおばあちゃんを守るためにある決心をする…
■総評
要所要所でアニメが挿入されるところが「何か普通の映画と違うな」とワクワクさせてくる。が、内容は、フランス映画では個人的にとても既視感のある田舎へのほんわか里帰り。僕が同国の映画を観る際、こういう映画を無意識に選んでいるわけではない。本作も、どの国のものかなど全く知らずに鑑賞を始めたんだけど・・。
大人になった男4兄弟および、その子供にあたるイトコたちの掛け合いや成長はほのぼのと「フランス映画らしさ」があるが、コメディとしては同国特有のジョークも特に感じず(つまり笑える部分がほとんどない)、おばあちゃんの個性も何もかも薄い気がする。
アマプラでの評価が、数は少ないにせよとても高かったこともあって視聴したが、正直言って期待外れ。
主人公の少年が、「オーメン666」で主演していたリーヴ・シュレイバーにソックリだったな、という以外は特に記憶に残りません。アラフィフのおっさんには刺激が少なすぎたようです。