わたしの幸せな結婚★3(70点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

田舎のインドアアラフィフの日々

AMAZONプライム映画が主体のレビュー。アラフィフです。
★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

■短評

SnowManにハマッている奥さんと原作に興味のある娘が観たいと言ったので。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

文明開化もめざましい近代日本。帝都に屋敷を構える名家の長女・斎森美世は実母を早くに亡くし、幼い頃から継母と異母妹から虐げられて生きてきた。日々耐え忍んでやり過ごすだけの彼女に命じられたのは、美しくも冷酷な軍人・久堂清霞との政略結婚だった。

 

■総評

もともとがネット小説で、現在はマンガとかマルチメディアで展開して継続している人気作品らしい。

ベッタベタなんだけど、序盤の「おしん」からの幸せゲット的展開だけでアラフィフ親父は涙ぐんでしまう。もうこの心と体、どうにかしてくれ。

「異能」と呼ばれる超能力を持っていないと思われていた主人公(演:今田美桜)が、実は・・・という設定は、僕が中学生の頃書いていて途中で投げ出した小説と酷似していてニヤリとした。

奥さんに付き合って、SnowManのバラエティ番組とか最近よく見ているのだが、なんとなくこの役回りでは目黒くんよりもラウール君の方が雰囲気的には合ってるんじゃないの?みたいに感じました。ごめんなさい、原作も読んでないので完全に感覚的なもんです。目黒くん、確かに男前で背も高くてだけど、しっかり日本男児っぽい顔つきなんで、金髪の長髪はコスプレ感が強い。

今田美桜さん、極端に美少女すぎなくて可愛らしい感じは悪くなかったけど、「彼女だから」という魅力はあまり感じなかったなあ。もうちょい儚げな方が良かったかも?なんか素の元気で健康的なところが伝わってきます。

映画の構成としては、この世界の支配者である帝を凌駕するほどの能力持ち家系の超重要な娘を嫁に出し(本来は門外不出)、その娘(主人公)が「おしん」生活をしているのに放置してたとこととか、いくら家業が傾いたとはいえ安直すぎで、加えてずっと君が好きだったんだ!みたいな美少年恋敵出現(いつあんたが彼女を好きになるチャンスがあったんだ?)とか、安易な「アイドル映画」との誹り(そしり)を受ける覚悟はあるんだろうな?的なところはありましたが、VFXとか美術とかにはセンスもあってなんとか許容。原作ファンに是非本作の出来をお聞きしてみたいところだ。

SFで恋愛でアイドルの組み合わせ、という純粋な映画ファンからの評価は非常に厳しくなりそうな要素もりもりの中、製作陣はがんばったんじゃないかと思います。一緒に観た娘と奥さんは、続編でるんかな!?と盛り上がっておりました。正直僕は、フーン・・でしたけど・・個人的には序盤のおしんで泣いたのと、奥さんと娘が喜んだので点数はオマケ。