孤児院★4(72点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

■短評

フランスで実際に起きた事件を基にした話。いつの時代も、悪い金持ちというか、悪いことで金持ちになる人間はいるもんだ。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

1900年初頭、孤児院にいた子供達の反乱により、施設での恐ろしい真実が明るみにでる。

 

■総評

事実を基にした映画ということで、あまり軽薄な感想は書けないが。

絵に描いたような金持ちの豚どもが相応の罰を受けるというお話。

悪い側のやつらのクソっぷりがストレートで全く同情の余地がない。善悪が奇麗に分かれていて余韻的なものは少なく、「最後は正義は勝つ」といっても、ハリウッドのような演出等もそれほど強くないので淡々という印象。あと、裁判シーンもラストにほんのちょっぴりだった。法廷物を期待したら外れます。んでこの悪い金持ち老人たち、もっと刑罰重くても良いと思うのだが。現代ならもっと厳罰になる?

まっとうな人間であれば女性や子供への暴力・虐待に反対し強い嫌悪感を抱くことが普通だが、ごくわずかながら、そうではなく積極的に関わる「ひとでなし」もいる。実の子への虐待事件が頻発している我が国のニュースを観ると、本作は100年以上前の話で舞台はフランスだが、いつの時代もどこの場所でも、そういった性質をもつ人間が根絶されることはないんだなあ、とやるせない。

犯罪の種類は変わるが、性犯罪。韓国やアメリカのある州では犯罪者に対してGPSの装着や、再犯者には科学的去勢(男性ホルモンの抑制等)も行うところがある。

日本では漸くGPS論議が始まった?ところであるが、究極の「死刑」がある国のわりに、そういった犯罪に対して刑罰ユルくないか?遅れてないか?と思うことが多々ある。いじめ対応もしかり。

悪い奴らは、どんどん罰を受けたらいいと思います。子供だからって、故意の悪意が酷い場合にはそんなに容赦しなくていいと思う。性悪に「悪いことをしたら良くない」と理解させるのは難しいと思うので、「悪いことをしたらそれ以上の罰を受ける」と思い知ってもらう方が効果もあると思うのだが。女子供、さらには動物のような弱いもの相手に凶悪犯罪を犯すような奴は高等生物・ニンゲンとは認めませんよ。大人になってから本格的な悪党になってもらっても困る。特にいじめは、被害者の方が転校させられたりすることが多いという現状はおかしい。以前から言ってるけど、学校こそ監視カメラ設置するべき。閉鎖された空間なんだから。

 

また話は変わるが、日本の政治家の人も大丈夫ですか?特に与党の方々は、甘い汁吸ってる代表みたいに見られてますが。

本作の孤児院の少年たちのように、日本国民が反乱を起こすことはないのだろうか?・・多分、無いと思う。ヨーロッパのように昔から常に他国と接して争いを続けてきた緊迫の歴史のない、島国ほのぼの民族だから・・とはいえ、昔は農民一揆とかあったのにね・・れいわ新選組とかの街頭演説が現代版一揆みたいなもんなのか?・・と、グダグダな、ほとんど映画と関係のない話になってしまった。