エイリアン:コヴェナント★4(74点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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AMAZONプライム映画が主体のレビュー。たまに例外はありますが、日記公開時、プライム会員が無料で観れる映画をチョイス。
できるだけ良い映画に出会いたいため、基本的にAmazon評価で★4以上が付いているものを選んで視聴した上、個人的な採点を実施しています。

■短評

リドリー・スコット監督によるエイリアンの前日譚シリーズ2作目。1作目のプロメテウスより純粋に惑星探索ものとして楽しめて分かり易いが・・

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

『オデッセイ』『プロメテウス』のリドリー・スコット監督が描くSFパニック・ホラー!人類希望の惑星で、史上最凶のクリーチャー誕生!迫りくる極限のスリルとリアルな恐怖!究極のサバイバル・バトルが今始まる――!人類初の宇宙移住計画により、宇宙船コヴェナント号は新たな植民地となる惑星オリガエ-6を目指していた。ところが突然のアクシデントで、船長が命を落としてしまい、その直後コヴェナント号は謎の電波を受信する。船長代理となったオラムは、亡くなった船長の妻であるダニエルズの反対を押し切り、進路を変更して電波の発信元である近くの惑星へと向かうが、それは人類の生存を賭けた想像を絶する戦いのはじまりだった…。

 

■総評

前作のプロメテウスはいまいち記憶に残っていない映画だったので(観たのはかなり最近だが)、本作を観てから改めて流し見してみた。なるほどなるほど、ストーリーとしてはかなり繋がりがあった。今ならアマプラ会員、この2作とも無料で視聴できるので興味のある方は続けて観た方が絶対に良い。観念的で分かりづらい部分や描写(特にプロメテウス)はあるが、安心して観られる映画ではある。特撮(CG)とかも凄い。

前作でも、本作でも強く語り掛けてくる「人はどこから来たのか」というテーマ、本作どころか1作目のプロメテウスの冒頭で答えが出ているのだが、どうして異星人(エンジニア)たちが地球人を作り、滅ぼそうとしたのかは相変わらずわからない。

本来、このシリーズは3作の予定でそこで明かすつもりだったのかもしれないが、本作があまり興行的に振るわなかったことが原因?で実現は難しいようだ。リドリー・スコット監督はやる気満々だったらしいが・・思いっきり次に続くぜ!というラストだったので残念・・謎は謎のままか・・その代わり現在、他の監督によるエイリアン映画が作られているらしい。

確かにエイリアンというのは後に色んなグラフィック作品に影響を及ぼした稀有なキャラクターであるのだが、余程良くできたものでない限り、個人的には少し食傷気味。プレデターも絡んだらもうワケわかんない。

 

 

ターミネーターしかり、人気が出たものはハイエナのようにたかられ、作らされ、最終的にパロディになったりするので正直うんざりする。それだけ1作目が優れていたからということの裏返しなのだが、このシリーズもやはり至高は1作目。個人的に人生の一本であるマトリックスがとりあえず踏ん張っているのが救い(4作目のリザレクションズは、原作者であるウォシャウスキー姉妹のうち、ラナ姉は手を引いたけど、妹のリリーが手掛けたストーリー的にも真っ当な続編)。

まあ色々とゴチャゴチャしているエイリアンシリーズではあるが、オリジナルのリドリー・スコット監督自身が手掛けているということで、ファンは「プロメテウス」と同様に鑑賞する価値はあるかも。