2023年は220本の映画を鑑賞。昨年は263本だったので、40本ほど少ない。
これは、年の中盤はスマホの「名門ポケット学院3」、終盤にスイッチの「ゼノブレイド3」(いずれもゲーム)にハマッて映画観てない、ということが大きく影響していると思う。あと、割と週末に用事が多くて映画を観る時間も単純に少なかったかも知れない。といっても2日に1本以上は観ている計算になるので、トップ10を記録しておきたい。ズバッと1位から。AMAZONプライム会員無料で観た映画です。有料で観た映画は除外。意味ないけど、鑑賞時に最適?と考えるシチュエーションも書いておこう。もちろんお一人でもどうぞ。
1位 ベルファスト(94点)
1位~3位まで同点なのだが、個人的にはこれがベスト。実際には緊迫した社会情勢のドラマなのだが、少年を主人公にすることでコメディ風味もあり、とても可愛くお洒落な作品に仕上がった。モノクロなのも凄く心に残る。もう一度観たいし、映画好きな友人などに勧めたいな、と思える映画。
シチュエーション:映画好きなご夫婦、もしくはカップルで。
2位 タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(94点)
迷った末、個人的好みで2位に。僕の親父が実際にタクシー運転手だったので。1980年といえば、アラフィフには懐かしい平和な時代。単純に子どもだったから何も考えてなかっただけか。その頃お隣の国で、こんな大変なことあったんだって勉強にもなります。韓国映画といえばいつものあの人、ソン・ガンホさんです。
シチュエーション:韓国の近代史に興味のあるお友達、若しくは韓国人のお友達と。
3位 ザリガニの鳴くところ(94点)
かなりエグッてきました。これも1位と同点なんだけど、ちょっと辛い部分があるので3位に。しかしながら独特の美しい映像、ビックリのラストを含めて、上質な映画体験を味わえる良作です。題名も秀逸。
シチュエーション:自然、特に湖とか好きでおしゃれな意識高い系のお友達と。
4位 マイ・インターン(93点)
ちょい古い映画だけど、2023年に鑑賞。ロバート・デ・ニーロにアン・ハサウェイ、この名優たちのキャストも効いた。ほんとデ・ニーロ好き。悪い人も良い人も完璧に演じる。普通のおっさんでも、良く生きていれば若者たちの立派なお手本になれるのです。おっさん必見。
シチュエーション:おっさんが、仲の良い同年代のおっさんなお友達と。
5位 灼熱の魂(93点)
衝撃のラスト。地味ではあるが展開自体もスリリングなので、おそらく映画好きな人は退屈はしないはず。SFやアクションばっかりしか観ない向きだと辛いかも知れないが・・。紛争はトンでもないことを引き起こす。
シチュエーション:重すぎて友達はいらない。深夜にお一人で。
6位 バッドガイズ(93点)
日本ではあんまり知名度無いと思うけど、だからこその拾い物アニメ。きちんとキャラも立っていて、展開も王道のほんわかでギャグも滑ってない。すでにストーリーは余り覚えていないが、アニメ好きは是非。2023に僕が観た中ではベストアニメということか。
シチュエーション:ご自分の子供、親戚の子供たちなどと大勢で。
7位 ジョジョ・ラビット(92点)
少年が主人公、戦争(紛争)が舞台ということで、ほんの少し「ベルファスト」に通じるものがあるけど、こっちの方がシビア。スカーレット・ヨハンソンかっこいい。人によってはこれをベルファストより高く評価することも充分に考えられる。未来を感じるラストは鑑賞後感を軽くさせてくれる。戦争、だめ。
シチュエーション:中高生のお子さんと。
8位 ブレット・トレイン(92点)
この辺からかなり個人的好みが出てくる。設定から何からまあまあメチャクチャなので世間一般にはそれほど評価されない作品かも知れない。でも、こういうの好きなんですよ。大好きなブラピと真田広之さん出てることも大きい。展開には穴はあっても、出演者や演出でカバー。出演者:ミネラルウォーター。
シチュエーション:ナンセンスギャグが理解できるお友達と。
9位 FRANK(91点)
バンドマンには是非観て欲しい。逆にそうじゃなかったらここまで高評価にはならないかもだけど、なかなかシビれるコメディーです。終盤は、予想と違った展開とラストを迎えます。ちょっと苦い。感想書くのもかなり力が入った思い出。歌がカッコいい。このデカ頭の被り物欲しい。
シチュエーション:バンド仲間、もしくは昔バンドやってたお友達と。
10位 殿、利息でござる!(91点)
同点が他にもあったけど、邦画も入れたいということで10位に。妻夫木聡さんが好きということもあるが、かなり良質な時代劇。事実を基にしているということも日本人として誇らしい。チャンバラはなくても時代劇で良いドラマは作れる。ロケ地も非常によくて自然。
シチュエーション:中高生や、もうちょい上のお子さんと。
10位と同点で、「ロケットマン」と「光の旅人 K-PAX」が入ったが、これらは僅差で「利息でござる」の下という判断に。良い邦画は積極的に評価したり紹介したい。
ただ、去年と比べると個人的嗜好も加味して「好き好き、これ好き!」と、一生記憶に残りそうな映画は少なかった気がする。
去年で言えば、あなたを見送る7日間、ハッピー・デスデイ(1・2)、JUNKHEADらがそれにあたる。今年は、1位のベルファストしかそれに該当しない。それ以外は残念ながら、「昔観たけど割といい映画だったな」で、そのうち記憶から漏れていく。
アマプラもかなりの数の固定の映画を有料にしたり無料にしたりということを繰り返しているので、どんどん観ていくうちに、未視聴の良作や好みの映画が少なっていくということでもあるのだが。
とはいえ、とりあえず僕のつたない映画感想を眺めていただいている方。もしも年末年始にヒマだと感じる時間があれば、これらの映画を楽しんでいただければ幸いです。現在は無料ではなくなっているものもあるかもだけど。
それでは良いお年を。