■短評
1作目は大好き。この2作目がようやくアマプラ無料で公開され、喜び勇んで鑑賞したのだが。
■あらすじ(アマプラ紹介文より)
正義じゃ守れないものがある。愛する者を殺されたナンシー、大切なものを奪われたアウトサイダーたち―救いなど存在しないこの街で、腐敗した権力への復讐が動き始める。
■総評
続編ということで、どうしても1作目で初めて感じた映像のスタイリッシュさや世界観、特異なキャラ等への感動が薄れてしまうのは致し方ない。となれば、より以上の評価を得るにはその内容で上回る必要があるのだが、残念ながらそこが不足していた。出てくるキャラクターがほぼ前作と同じというところも目新しさを感じさせなかった。またモノクロ+アクセントの原色というシブい映像に負けないシブいおっさんキャラも色あせて感じた。前作の黄色いやつみたいな、個性的な新キャラが必要だったと思う。本作は全3部作になるという予定なので、その通りであればあと一作作られるはずなのだが、1作目から本作まで実に10年。もしも同じスパンで作られるなら、今の登場人物を演じる俳優たちももうこんなアクションや美しさを保てているか非常に難しいので、美術や世界観はなぞられてもいろんな面で大幅に変化が生まれるだろう。ミッキーロークの「マーヴ」だけは、なんとかこのまま行って欲しいのだが。