皆様に残念なお知らせをしなければいけません
私がお店を始めて16年
その16年間、お客様のご来店時は毎回お出しさせて頂いていた
京菓子
その京菓子が、本当に残念なのですが、もうお茶と一緒にお出し出来なくなります
私は毎月、父の月命日に京都の実家に帰り、実家のお仏壇にお経を唱えに来て下さる和尚様にお布施とお饅頭をお出しし、その後和菓子屋さんへ京菓子を仕入れに行き
名古屋に戻っていました
先月は台風で京都に帰れず、京菓子が仕入れられなくて、お客様に京菓子をお出しする事が出来ませんでしたので、おかき等をお出ししていましたら
あれ?京菓子は?と何人かのお客様に聞かれました
それ程京菓子の存在は大きかったのですね…
楽しみにしている
来月は食べれるね
そう話して下さる方もおられました
私は昨日、実家に到着し仕事を終えて急いで和菓子屋さんへ出向きました
お店に到着しましたら、いつも開いているお店のシャッターが半分閉まっていたのです
少し嫌な予感がしましたが、シャッターが開いているところから中へ入りましたら、ご店主様が出てきてくださり、開口一番
申し訳ありません
もう、これで最後です
体調が悪く、仕入れが出来ません
そうおっしゃり

あなたの分です
これで最後です
と、精一杯話して下さりました
私は何故か泣きそうになってしまいました
ご店主様は私が来るのを待っていて下さり、私に渡す分を袋に入れて置いて下さっていました
私の自慢だった京菓子
緑茶に良く合い、お話の種にもなっていたお菓子
そのお菓子…ひと月分だけ最後に仕入れる事が出来ました
来月からは、また違うお菓子を
お出し致しますね…🥲
和菓子屋さんのご店主様
本当に長い間お世話になり、ありがとうございました
早くお体が回復されます様に…
早くお元気になられて下さいね