よく、亡くなった両親や身内に対して
亡くなる前に旅行に連れて行ってあげたかった…とか、あれを食べさせてあげたかった…
と、何年も悔やまれておられる方のご相談を受ける時があります
実はその長年の「悔やみ」は 念となり、自分が亡くなった時に成仏出来ない原因となる場合があります
人はそれぞれ決められた人生を
生まれた時に頂き、歩んでいきます
その時に、やはりその時期に食べられない物や行けない場所も既に決まっているので、いつか親を○○へ旅行に連れて行って○○を食べさせてあげたいと思っても、それらがその人(親)の人生の予定に入っていなければ行けないし食べれません
ですから生きている自分が
親や身内にしてあげれなかったと
悔やまなくていいのです
行けない、食べれない
は、その人がそう決めて生まれた人生なのですよ
私も、もしまだ父が生きてくれていましたら、錦の天婦羅の天さくさんや父が大好きだった鰻のおか富士さんへ一緒に行って徳大の鰻を食べさせてあげたかったです
でも私は悔やみません
父は現世ではそれらを知る事もなく
食べる事も無い人生を選んで生まれて来ているからです
親は子供の幸せを願います
天国にいる親御さんや祖父母やご先祖様の皆様が、我が子や子孫が
○○を食べさせてあげれなかったと
悔やんでいる姿を観ている方が辛いのですよ
それよりも、子供や孫達が健康で笑顔で元気で過ごしてくれる方が
亡き親やご先祖様への何よりの
プレゼントとなるのです
もうすぐお盆ですね
皆様はお墓や御仏壇に手を合わされる方は多いと思いますが、その時には笑顔で、
「元気に過ごしてますから安心してね」とお伝えするのも良いかも知れませんね
今年吉田家は、叔父と兄の初盆を迎えます
二人には、元気で楽しく暮らしていますから安心してね
と伝えたいです
私は、自分が亡くなった後
いつまでも子供達が御仏壇の前で
目に涙を浮かべながら悔いる言葉を
話す姿は観たくないですね
それよりも、お母さん 私達は元気で過ごしてるから安心してね
と話してくれる方が安らかな気持ちになりますね…
今年から、兄が居ないお盆を迎えます
それを思いますと、凄く胸が痛くなります
兄は私が作るお料理が大好きでした
何時も、吉田家の味やと言って
パクパク食べてくれていました
スイカも大好きで、兄の目の前で切って好きなだけ食べさせてあげてました
私の兄は吉田家のお盆とお正月が大好きでした
でも、もう会えない寂しさに、ふと空虚の中に兄を探してしまう自分がいる事に気づいてしまう
それが悲しいですね…