手術が終わり 安心した次の朝…
お腹が苦しく そっと手術の跡を見たら20センチほど切ってあり その跡をテープで留めてありました
一針も縫ってなくてポンドで留めてありました
でも お腹が腫れていて 苦しくて 先生を呼ぶと 産婦人科と外科部長の先生が二人急いで来ました
先生同士で小さい声で話をずっとされていて 私が寝てると思われたのか 外科部長が執刀医を叱ってるように聞こえました
あ~ぁ またか…
私の感想でした
外科部長が執刀医とその後 手術室の報告という形で
実は昨日の手術は大変なものでした
癒着を剥がすとき 破れた小腸を縫いましたが どこかに穴があいて 中身が腹膜へ漏れ出してます
命にかかわりますから 再手術をします 本日4時 僕が執刀します と 部長がおっしゃいました
何回もお腹を切るのは本当に耐えられないくらいの苦痛です
でも 切らないと治らない
すぐサインをして手術室へ
かなりの時間がかかったみたいでした
目が覚めると薄暗い部屋
子供達が手を握っていてくれて
息子が お母さんここICUやで 隣の人 死にかけてる ってそっと耳打ち
えっ? 私も死んじゃうの?そういえば体中 管で繋がれてる
…
背中から入れられてる麻酔の液が痛く
自分のベットに帰りたくて 声を出そうとしても出せない
動けない
苦しい
痛い
明け方 やっと病棟へ
一番に お腹の傷が気になり そっと見ると
昨日より長く切ってあり たくさん縫ってありました
またお腹に傷が付いちゃった…
でもこれで やっと元気になれる!
嬉しくて仕方ありませんでした
その時はこれから先一生涯続く苦しみなんて 考えもしませんでした
ごめんなさい 今日で終われませんでした 明日 完結します