- 前ページ
- 次ページ
Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.
ルターが語った言葉
このフレーズが
私の深く深く
無意識の領域に根付いている
初めて目にした高校時代
滔々と涙が
溢れてきた
まだ経験の浅い
でも青春真っ盛りの純粋さ
汚されていないココロの
琴線に触れる
あの日
強く強く強烈に
こういう人物でありたいと
願った
いつのまにか
言葉が沈み
深くに根付く
だから
なにか苦しいこと
なにか心配なこと
なにか
不安なことがあると
内から語られる
行動をする
『生きることの希望の方へ』
例えば
手術入院の前日
ご飯を30日分
炊いた
冷凍庫の中にパンパンの
白いご飯
炊き込みご飯
混ぜご飯
チャーハン
おかずも
冷蔵庫に入るだけ
野菜類も
肉類も
バランス考えて
満杯に
毎回手術のたびに
入院前夜にキッチン立って
作りながら思う
もしも
余命が分かって
その日が近くなって
キッチンに立てる
体力が残っているなら
私はきっと
食事を作るだろう
『食べるは生きるだ』
自分のため
残こす人ため
明日への活力ため
そして今日
台風のゴウゴウと言う
音を聞きながら
流れるニュースの怖さに
耳傾けてながら
私は
ご飯を
1週間分炊き
おかずを
1週間分作ってる
冷蔵庫パンパン
息子へ
強風ゴウゴウだね
母も少し怖い
でも
君がいてくれるだけで
強くなれる
母だもん
ーーーーーーーーーーーーーーー
あなた様へ
叩きつける雨の強い音
吹き荒れる風の凶暴な音
ガタピシと揺れる窓の音
ニュースから流れる
怖い情報
防災を促すゆえの
強めの口調
新たな災害情報
あなた様の心
震えていませんか?
大丈夫?
安全な場所にいるならば
少しだけ怖さから
耳を閉じて
甘くて暖かいもの飲んで
ホッと
心緩めてね
どうか
あなた様が今夜無事
過ごせますように