※googleより拾い画です
今年の１月下旬から２月頭にかけて、初めてアメリカのツーソンジェムショーに行って参りました！！そういえばこれまであまり石のことを記事にしてこなかったな～と思いまして、今日からのシリーズでたくさん石にまつわるよしなしごとを、ツーソンでの思い出を交えながらお話してみたいと思います。
ウチはカーサクリスタル専門店ですからね、基本的にブラジルのカーサでしか仕入をしないわけですよ。他所で買ったものもカーサで祝福していただく必要があるわけですから、ウチで扱うのは基本的にカーサ周辺のクリスタルショップやアウトパライゾなどの観光地で購入したものばかりです。
そもそも仕入といっても、一般客と同じように小売り店で小売価格で買うだけなので、ちっとも業者さんらしい特別なことなんかじゃないです。ほとんど値引きらしい値引きもしてもらいません。値引きがなくても、その代わり抱き合わせでいらないものや納得のいかない商品を買う必要もないので、このスタイルは気に入っています。
仕入価格が安いか高いかということよりも、ブラジルからの帰りの荷物が制限重量をオーバーしないかどうかが非常に大事なんですよね。ツアーの後半１週間はそのことで頭一杯で、「あと３キロくらい石買って帰れるよな～」とか、「残り２キロくらいしかないのであとはちょっとしたアクセサリーくらいしか持って帰れないよな～」とか、そういうことばっかり気にするようになってきます。
ブラジルは郵便事情がとても悪く、別便で荷物を送ろうにも窓口で半日待たされるとか、そもそも郵便局が大きな町にいかなければなかったりとか、散々なんです。送ろうとする荷物を梱包しないまま窓口に持って行って、その場で箱を選んで梱包して重量を測って・・・・というやり方をするんですって。時間がかかるわけですね。だからツアー中に郵便局へ行ってクリスタルを別便で日本へ送る・・・とか絶対に考えられないです。
そういえば、一度カーサから大きな石を送ってもらったことがありました。船便ですので時間がかかるのはわかっていたのですが、税関がものすごく厳しいらしく、（カーサのスタッフが言うのには）書類のやり取りのために何度も足止めを食らったそうです。書類を送っては難癖をつけられてカーサに送り返され・・・結局購入して半年～１年くらいかけてようやく日本に到着しました。もう二度と同じことはしないと思います。
そんな慎ましやかなクリスタルショップを経営している我々ですけれども、今回どうしてカーサでもなくブラジルですらなく全然違う他所の国から仕入れてみようと思ったかというと、それにはさまざなな理由があるわけですけれども、今日からのシリーズでそんなツーソンミネラルジェムショーでのブース巡りの様子を、様々な石の写真を交えながら、今和泉のボヤキも交えながら、すこーしづつご紹介して参りたいと思っております。
