2020年11月に起きた、日本人赤松 瞳(あかまつ ひとみ)氏殺害事件につきまして、新しい情報が入って参りましたので皆様にお知らせしたいと思います。
※事件についてはこちら↓
赤松瞳氏のご遺族の方が弁護士を雇い、カーサに調査に来られたそうです。おそらくご遺族は、彼女がカーサの敷地内で殺害されたというマスコミによるデマを信じてしまったのでしょう。カーサから何かしら補償を得ることを目論んでのことだったかと思います。
しかしながらカーサ側はこれを完璧に斥けることに成功しました。
カーサ側代理人が赤松氏の遺族側に提示したのは、殺害当日カーサの門の前を素通りして殺害現場へと向かう赤松瞳氏の最後の姿の写った監視カメラの映像でした。それを見ると驚くべきことに、その時カーサの門は開いていたことが判明したのです。
どういうことか説明しますね。
先ずもって、彼女がカーサの敷地内であるカーサの滝付近で殺害されたという話はマスコミによる作り話です。下の地図でご覧頂きたいのですが、Abadhiânia Waterfallとあるのがカーサの滝のことでして、彼女が実際に殺害されたのはこの地図でいうところのMirante de Abadhiâniaの付近です。
(※Mirante De Abadiâniaとはアバジャーニアの展望台という意味です。)
殺害当日彼女はアバジャーニアメイン通り(カーサの前の通り)を歩いて、カーサを素通りし、「Mirante de Abadhiânia」と書いてあるあたりの高台を目指していました。そしてそこで殺害されたのです。
航空写真でご確認頂きたいのですが、Mirante de Abadhiâniaとカーサの滝へ行く道は、全く別になっています。Mirante de Abadhiâniaへは、カーサの前の通り(アバジャーニアメイン通り)を北上してカーサを素通りし、山道をずっと昇っていく先にあります。
反対に、カーサの滝へはカーサの敷地奥にある門から坂道を下るような形で道が続いています。地図で見ると二つは近いように見えますが、実際には結構な高低差があり、その間は藪(やぶ)があって有刺鉄線による柵で仕切られているため、一方から他方へ行くのは容易ではありません。
Mirante de Abadhiânia(写真上部右)とAbadhiânia Waterfall(同じく左)
高台にあるMirante de Abadhiânia付近で殺害された彼女ですが、それでも私達はおそらく彼女はカーサの滝へ向かったのだろうと思っていました。Mirante de Abadhiâniaと書いてあるポイントからは、当時カーサの敷地内へ忍び込むための小道が出来上がっていたからです↓
Mirante de Abadhiânia(写真右)からカーサの敷地内へ侵入する小道
航空写真にはうっすらと写っていますのでご確認頂けるかと思いますが、小道といっても藪(やぶ)の中の獣道といった感じでして、崖を下る急な坂道になっており、岩もあって滑りやすく、大きなハチの巣などもあります。また、そこからカーサの敷地内へ入って滝へ行くには最終的に有刺鉄線をくぐらなければなりません。危険だし、行程が大変なルートなのです。
その小道はカーサの門が閉まっているときに、それでもカーサの滝へ忍び込んで水浴びをしたい人たちが時々使っている不法な極秘ルートでした。特に殺害当時はコロナ禍だったため、週末などはカーサが閉鎖されがちであり、そのため現地に長期滞在する人達の間でこのルートは密かによく使われていたのです。
Mirante de Abadhiâniaからみた風景(googleより)
ここからカーサの滝へ行くには、左側から続く獣道を使って崖を降りる必要があります。
しかし、今回カーサが遺族側に提出した監視カメラの映像によると、殺害当日カーサの門は開いており、その前を赤松氏は素通りしたことがわかったわけです。
つまり、彼女は カーサの滝に行こうとして殺害されたのではない ということが、完全に証明されたというわけです。カーサの滝へ行くつもりであれば、カーサの門は開いているわけですから、わざわざこんな危険な裏道を使うはずがありませんからね。
そして、たとえこの裏道を使って滝へ忍び込もうとしたのであったとしても、カーサの門が開いているのにわざわざ別ルートから 不法侵入 しようとしたのだということがこれで証明されたわけです。そんなことをしようとして事故にあった人に対し、カーサが補償する責任などない、ということが、これでしっかりと主張できたわけですね。しかも 遺体発見現場はカーサの敷地内ではない わけですから。
いずれにしても本当に迷惑な話です。赤松瞳氏のご遺族の気持ちもわからないでもありませんが、こんなやり取りのためにカーサ側も弁護士を雇わなければならず、それなりの出費とスタッフたちの多大なる心労を余儀なくされたわけですから(!)
前にもお話しましたが、遺体はガソリンをかけて焼かれています。そのガソリンは赤松氏が自身で持ち歩いていたものでした。この事は地元警察によって発表されましたが、外国へ向けての情報の中では全て伏せられています。
滝へ行こうとする人がそんなものを持ち歩くでしょうか?
そんなものをもってここで何をしようとしていたのでしょうか?
それを考えると、彼女の最後はエンチダージによる最善の計らいではなかったかと思えて仕方がないのです。
赤松瞳氏の殺害事件はカーサとは全く違う場所で起きた出来事です。カーサはこの事件とは一切関係がなく、もちろんいかなる責任を負うものでもありません。そのことをここにもう一度強調したいと思っております。