給食での窒息事故 | ひなた助産院〜ママのあったかサロンひなたのブログ

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助産師の佐藤亜紀です。




先週、うずらの卵で窒息事故。

その後男児は亡くなったそうです。

結果、給食にしばらくはうずらの卵は使わないということでしたが、うずらの卵が悪いのでしょうか?

うずらの卵で全員が窒息したならうずらの卵のせいでしょう。

生後7-8ヶ月に生の角切りりんごを与えた事故は、与えた側の責任が大きく、調理師や保育士の責任問題が問われるのは当然のことと思います。




私は【ちゃんと咀嚼する力】をつけなかった親の責任が大きいと思います。

離乳食から丸飲みの子だったのか...

姿勢よく落ち着いて食べる習慣がなかったのか...

丸飲みする子が窒息する危険のある食べ物は、【うずらの卵】【巨峰】【ミニトマト】【お餅】【蒟蒻ゼリー】などです。




離乳食には、乳児嚥下から正しい成人嚥下に導くという大きな課題があります。

食べられる物を増やす、楽しく食べるも大切ですが、尊い命を守るためには【正しい咀嚼力】を身につけさせるのが何よりも大事だと思います。

丸飲みするから刻んで与えるのが優しさですか?

面倒でも...専門職の力を借りてでも...咀嚼する力を鍛えてあげたいと私は思います。

それから、、、今回は学校側が児童に食事の指導を徹底するようにと指導が入ったようですが、これって学校の責任ですか?

私は家庭の責任だと思います。




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