金曜日の朝起きたとき、左の肩に痛みが走った。
イタタタ…なんだこれ。
寝方が悪かったのかな?
とりあえずロキソニンテープを貼っておけばいいだろな。
この程度で会社は休めないし。
とまあ、根性入れて出勤したものの、時間が経つにつれてどんどん痛みが増していく。
昼休みを終えた頃には、ビックリするほどの激痛になり、手に持っていた書類を落としてうずくまるほどになってしまった。
これはもう尋常ではない。
ふと、2年前の帯状疱疹の時のことを思い出した。
あの時、発疹が背中に出来ていて視覚で確認できなかった私は、右胸に走る痛みの原因がまったく解らず何科の病院に行けば良いのかも解らず、発症から4日以上放置してしまった。
そしてとんでもない痛みに悶絶することになった。
あれも確か金曜日の午後。
もうだめ死にそう!と白旗を揚げて会社を早退して、整形外科に飛び込んだのだった。
似てるよあの時に。
誰に何を言われようと、これはさっさと病院に行かなくてはだめだ。
そう判断して、たっぷり残った仕事に蓋をし、2時に早退。整形外科へ。
レントゲンを撮った後の先生の診断は「石灰沈着性腱板炎」。
「これね、関節の間にカルシウムが溜まってしまったんだよ。
かなりの激痛だから夜中に救急車を呼ぶ人もいるね。
早く来てくれて良かったね」
そうだったんだ!
はい、このままだと私は今夜眠れないに違いないと思って病院に来たのですが、正解だったわけですね。
本当に、マジ、勘弁してってくらい痛いんですよこの病気。
治療は注射が一番効果的だとのことで、すっごく痛い注射をしていただいた。
でも注射の痛みは治療の為なのだから、病で痛いのより数倍マシ。
そしてロキソニンテープと内服のロキソニンと胃薬を処方していただき、帰宅。
注射は驚くほど良く効いてくれて、今は殆ど痛みを感じなくなった。
ありがたやありがたや。
今年は春先にもナンチャラという複雑な名前の腱鞘炎でこの先生に注射してもらったっけ。
一年に2回もここに駆け込むことになるとは。
とほほ。
そうそう、カルシウムが溜まってしまったということは、あれか、チーズとかヨーグルトとか食事もカルシウム含有量が多いのは控えねばならんのだろうか?
先生に聞いてみたらニヤっと笑って
「みんなそうやって聞いてくるんだけどね。関係ないですよ。食べて下さいむしろ」
なのだそうです。
不思議なもんだなあ。