2回目の不倫 最初から

★こっちが先↑






1回目の不倫 最初から




この話の続き





その日は、

旦那から

外食に誘われて、

ウキウキしていた。



私の心のザワザワは封印。


平静を装って、

二人で外食した。




こんなに普通なら、

離婚、考え直してくれたのかな?

って思うくらい、

普通だった。





外食の帰り道、

M区に差し掛かった。



車は私が運転していた。





私の短大は、

その時に通った、

M区にある。





短大には原付で通っていて、

私は裏道を探すのが好きで、

当時は四六時中、

裏道探しにいそしんでいた。




毎日、

道を探しては、

こっちの方が近道だな、

こっちは通れないんだ。



ぐるぐると、

M区を徘徊していた。

ひまじん




M区は網羅していると自負している。





そんな、私の第2の庭といっても過言ではないM区に差し掛かったとき、


旦那は言った。





「こっちの道行ったら近道なのに」







本当、たわいのない一言。





M区は私の庭だ。

知らない道はない。





旦那が言った、

その近道という道。




確かに近道だ。 


もちろん、

私も知っている。



しかし。





私が短大に在学中、

ずーーーーーっと工事中で、

通行することは不可能だった。






その道は、

大規模なマンションを建設中で、

マンション建設に伴って作っていた道。





私の知っている限り、

短大卒業後も建設中で、

通れる道ではなかった。


 



開通したであろう日は、

至って最近であることは明白。




しかもM区は

旦那が絶対に関わることはない。




会社は真逆である。




こんな道を、

知っているはずがない。

 



最近、この道を通らなければ、

知っているはずがない。





なぜ知っている?




この道を、

最近通った…?







通ってなければ、

知っているはずがない。




でもその時は何も言わなかった。




へーそうなんだ!




って流した。







なぜ知っている。 


なぜ知っている。

この近くに行く用事があるのか。

本当にたまたま知ったのかもしれない…





でも…

以前、

この道を通ったとき、

こっちが近道だよって、

言わなかったよね…




やっぱり最近通ったのかも…






不倫…




この時、

旦那は不倫しているのかもしれないと、



初めて、思った。









女の勘は、

突然にやってくるのだ。